注目の優秀賞は誰の手に!?とその前に、初の試み「バイヤー企業とのマッチング」で歓喜の声が!
すべてのプレゼンターの発表後、会場では日本初の試みとしてプレゼンターとバイヤー企業のマッチングが行われた。ルールとして、バイヤー企業は「ぜひこの人と交渉したい」と思われるプレゼンターの投票箱に名刺を入れる。各バイヤー企業は最大で5枚名刺を投票することができ、確立を上げるためにひとりに5枚すべてを入れても良いというもの。
いざ開票に移ると、プレゼン時とは異なる緊張感に包まれたプレゼンターたち。恐る恐る自分の投票箱から名刺を3枚引き、無事全員がバイヤー企業からの交渉オファーを得ることができた。このようなマッチングは、今後若手の育成・業界全体の技術力底上げに繋がるのではないかと思う。
そして、「Digital Youth Award」の最後を締め括るグランプリ発表……の前に、WDLC協賛企業による賞が発表された。副賞として最新PCや賞金、インターンになれる権利などユニークなものもあり、会場内が大いに賑わった。
さて、注目の「Digital Youth Award」グランプリには、アイディア発想部門では準グランプリにアイディア名「ba-show」を披露した和泉眞人さん、グランプリにアイディア名「ジャパニコーゼ」を披露した高校生ファイナリスト吉田圭汰さんが輝いた。また、アプリ開発部門では準グランプリにアプリ名「筆談パッド」を独自のプレゼンスタイルで披露した田中善之さん、グランプリにはアプリ名「Touch8」を披露した桑原匠吾さんが輝いた。また、WDLC理事賞としてアイディア名「震災復興アプリ」のプレゼンを行った武井茉莉花さんが受賞した。
今後も"若造"の育成に主眼を置き新たなイノベーション創出の場になってほしい
約4時間に及ぶ長丁場のイベントではあったが、皆一様に若者のパッション、そして斬新なアイディアに心揺さぶられる良い時間を過ごしたのではないだろうか。次回の「Digital Youth Award」開催については、時期は未定ながらも今後も続けていきたいとのコメントからも、WDLCがPC業界、コンテンツ業界で若手育成に力を入れていくという使命にも似た姿勢を感じさせてくれた。次回、ファイナリストとしてプレゼンを行うのは、ひょっとしたら本稿を見ているアナタかもしれない。