キーボードは、キーの1つ1つが独立した配置のアイソレーション(浮き石型)タイプを採用している。キーピッチは約18.7mmと一般的で、使い勝手は良好だ。テンキーが付いているので、数字入力もしやすい。本体のデザインと同様に、「Esc」キーや「Ctrl」キーなど、キーボード面の四隅に位置するキーのエッジには、曲面があしらわれている。
少し気になったのはカーソルキーだ。キーの横幅が13mm(一般のキーは15mm)と小さいうえ、キーピッチも約18mmと密接して置かれているため、3本の指で操作すると狭く感じる(特に上キーと下キー)。手と指の大きさにもよると思うが、慣れるまでは少々戸惑いがあった。
テンキー付きのキーボードを搭載。本体に合わせて、一部のキーは大きめの曲面がデザインされている(写真左)。カーソルキーの横幅が短く、キーピッチも狭くなるため少し窮屈な印象だ。上キーと下キーが小さいことも、そこそこの慣れを要する(写真右) |
Windows 8特有の操作に対応したタッチパッド
タッチパッドの大きさは、実測で約W295×D45mmで、左右のクリックボタンが用意されている。2本指でのスワイプなどタッチジェスチャーのほか、エッジスワイプに対応している。タッチパッドの右端から内側にスワイプするとWindows 8のチャーム開閉、左端から内側へのスワイプでタスク切り替え、上端から内側へのスワイプでアプリケーションバーの開閉だ。本機の液晶ディスプレイはタッチ非対応だが、タッチパッドのエッジスワイプ機能があるだけでも、Windows 8をかなりスムーズに扱える。また、タッチパッドの左上にあるくぼみをダブルタップすると、タッチパッドがオフになり、パッドでの操作が無効になる。マウスを使うときや、キー入力に集中して作業したいときに利用するとよい。
タッチエリア左上のくぼみをダブルタップすることで、タッチパッドのオン/オフが可能(写真左)。タッチパッドのドライバはSynaptics製。エッジスワイプ機能によって、Windows 8のチャームやアプリケーションバーを開閉できる(写真右) |
15.6型の液晶については、解像度が1,366×768ドットという点は留意しておこう。15.6型という液晶サイズはスタンダードノートPCとして一般的なものだが、縦方向の解像度が低いため、インターネットなどを利用していると、狭く感じることが多い。その代わりと言ってはなんだが、HD映像や写真などを見るにはまったく気にならない。画面は光沢タイプで、光源や使用環境にも左右されるが、試用した限りでは外光の映り込みはそれほど激しくないと感じた。
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