電子書籍の読みやすさは?

ここでは購入した書籍の書影が並んでおり、著者順や最近読んだ順でソートすることができる。また、保存先についてもやはり「クラウド」と「端末」に分かれている。

「本」をタッチするとこの画面に飛ぶ

気になる書籍の読みやすさだが、ページをめくる際の指への追随感はかなり気持ちよく、サクサクとした操作感を実現しているといえる。少なくとも書籍を読むのにストレスはまったく感じなかった。「EInk端末の反応の遅さに不満があるが、タブレットは高価だし、そんなに色々やりたいわけじゃない」という人にとっては、価格や性能面からKindle Fire HDが有力な候補になるだろう。

漫画の細かいセリフを読むのにも十分な解像度と大きさだ

縦にするとこんな感じ。当然縦の方が読みやすいが見開きページを考えると悩ましいところ

Kindle Fire HDを触っていて気に入ったのが画質の良さだ。これは実際にディスプレイを見ないとわかりにくい部分ではあるのだが、1280×800という解像度はNexus 7と同じで、数字だけ見るとiPad miniよりも上。また、偏光フィルターと反射防止技術を採用したということもあり、彩度やコントラストが高めで色がしっかりと出ていると感じた。書籍やゲーム、動画などを楽しむのに、7インチクラスのタブレットとしては十分の性能だといえるだろう。背面カメラこそ搭載されていないものの、この画質ならフォトフレームとしても役立ちそうだ。

写真も非常に綺麗に表示できる

カラーページもこの通り、色鮮やかに表示する