初心者でも迷わず使えるか?

Kindle Fire HDはAndroid OSをベースにしながらもまったく新しい独自のOSを採用したことで話題となったが、果たしてそのインターフェースはAndroidとはまったく違ったものになっていて驚かされた。

Androidをベースにした独自OS

こちらがKindle Fire HDのホーム画面だ。一見してAndroidとは異なることがわかると思う。

画面上段には「ゲーム」「アプリ」「本」「ミュージック」「ビデオ」「ウェブ」「写真」といったメニューが並び、その下にはアプリのアイコンやCD、書籍などのジャケット画像が並んでいる。この画像が並んでいる部分はタッチしてなぞることで左右にスクロールすることができる。非常にシンプルかつわかりやすいインターフェースだ。iPad miniやAndroidタブレットがわかりにくいというわけではないが、よりシンプルという点でKindle Fire HDの方がタブレット初心者には優しいのではないかと思う。

では画面上段のメニューから「ゲーム」にタッチしてみよう。

「ゲーム」メニューを開いたところ

「ゲーム」にタッチすると購入したゲームアプリのアイコンが並ぶ画面に移動する。「クラウド」と「端末」というタブがあるが、Amazonではアプリだけでなく書籍や音楽などを5GBまで保存できる無料クラウドサービス「パーソナル・ドキュメント」を用意しており、一度購入すればどの端末でも無料で再ダウンロードできる仕組みになっている。つまり、読み終わった書籍や使わなくなったアプリは「端末」から消してしまっても、「クラウド」に保存されているので問題ないわけだ。

また、右上の「ストア」からはAmazonが独自に審査したAndroidアプリを販売するAndroidアプリストアに飛ぶことができる。

Androidアプリストアの品ぞろえやインターフェースについてはまだまだこれからといったところではあるが、定番アプリや公式アプリなどの基本的なものはそろっているし、オープン1カ月であることを考えると十分だと言える。

アプリにAmazonの審査が入ることについては賛否あるかもしれないが、マルウェアなどの危険なアプリをインストールしてしまう可能性は減少するだろう。

次に「本」をタッチしてみる。