ミラーレスの気軽さと、APS-Cサイズセンサーならではの高画質が好評の「NEX-5」シリーズ。そこにWi-Fi機能を搭載した最新モデル「NEX-5R」がついに店頭に並んだ。Wi-Fi以外にもAF機構の進化など細かなバージョンアップを遂げた本製品のレビューをお届けしよう。
コンパクトな新設計レンズ「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」でさえ大きく見えるほどの小さなボディ。本体サイズはW110.8×D38.9×H58.8mm、重量は約276g(バッテリーとメモリースティックPROデュオを含む) |
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薄型軽量ボディにAPS-Cサイズの"Exmor"APS HD CMOSセンサーを搭載、大型センサーの威力を遺憾なく発揮して高画質を紡ぎ出す。ソニーの「NEX」シリーズは、そんなミラーレス一眼きっての実力派だ。「NEX」シリーズの中でミドルクラスに位置付けられる「NEX-5」シリーズの最新モデルがこのNEX-5R。前モデルにあたるNEX-5Nと本体サイズはほぼ同等、重量は本体レベルで8gの微増ながら、大きな機能改善と追加が行われている。
外観から分かる通り、操作系も変更された。「NEX-5N」では電源レバーとシャッターボタンが並んでいたが、これらは一般的なカメラ同様に組み合わせて配置された。電源レバーがあった場所にはコントロールダイヤルが設置され、再生時の画像送りや拡縮の倍率変更操作が容易になっている。ほかにも、階層の深さから素早い設定変更がしにくいメニュー構成の弱点を補うファンクションボタンの設置や、動画記録ボタンが誤操作しにくい位置へと変更されるなど、操作性が大幅に改善された。