動画の撮影性能もすばらしい。フルHD/60fpsのムービーはきわめて滑らかで、画質も良好だ。これを使ってしまうと、いわゆる家庭用ビデオカメラの動画は見る気にならなくなってしまうほど。電動ズームがないため撮影中のスムーズなズーム操作は難しいが、フルタイムAFが効いてくれるし、ハイスピード動画(スロー再生)が撮影できるのも楽しい。なお、フルHD動画の撮影中でも、動画からの切り出しではないアスペクト比3:2の写真撮影が可能だ。

【動画】Nikon 1 V2は動画撮影にも強い

【動画】スローモーション動画 640×240サンプル

前作Nikon 1 V1のややレトロなオシャレな雰囲気をかなぐり捨て、デジカメの王道ともいえる実用至上主義のデザインに生まれ変わったNikon 1 V2。その姿勢がこのカメラのすべてを物語っている。各メーカー、性能的に、長らくコンデジと一眼レフの中間的存在だったミラーレス機が、ようやくそこから脱却しはじめた感のある昨今。Nikon 1 V2は間違いなく、その潮流の筆頭に位置するカメラだと思う。

ファンクションダイヤルは回して選択、押し込んで決定。撮影パラメーターの変更も簡単に行える

ISO感度は、上限別のオートが3種類用意されている。その代わり、上限値のカスタマイズは不可
オリジナル画像を見る：ISO800 オリジナル画像を見る：ISO800 オリジナル画像を見る：ISO800 オリジナル画像を見る：ISO800

高感度撮影テスト。左からISO800、ISO1600、ISO3200、ISO6400

ライブコントロールの選択画面

ライブコントロールのぼかし機能。モニターで実際のボケ具合を確認しながら撮影が行える
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ぼかし機能を使用。左が適用前、右が適用後

ライブコントロールの明暗差機能。モニターで実際のコントラストを確認しながら撮影がおこなえる

撮影した写真のリサイズとトリミングが可能

センサーの状況によって目立つ欠損画素、常時点灯画素(ドット欠け)をソフト的な処理で調整できるピクセルマッピング機能を装備。ニコン一眼レフユーザーには羨ましい機能

NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 (オリジナル画像を見る：4,608×3,072ドット)

NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 (オリジナル画像を見る：4,608×3,072ドット)

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