天面の電源スイッチを入れると、沈胴式のズームが繰り出し、約1秒で素早く液晶モニター表示が行われる。液晶モニターには、従来よりも精細感が高い約92万ドット・3型TFTを採用。明るい屋外でも良好な視認性を確保している。電子ビューファインダーは搭載していない。
液晶はこれまでと同じくタッチパネル方式を採用。指でタッチすることで、狙った位置にAFを合わせる「タッチAF」や、AFと同時にシャッターを切る「タッチシャッター」が行える。パワーズーム付きのレンズと組み合わせた場合は、画面上のボタンを押すことでズーミングを行なう「タッチズーム」も利用できる。タッチの反応は標準的なレベルだ。
AFは、ミラーレスカメラで一般的なコントラスト検出方式を採用する。AFスピードはまずまず軽快で、明るい屋外であればストレスなくピントが合う。暗所ではスピードが低下するものの、ミラーレスカメラの中では比較的高速といっていいレベルだ。AFモードは、顔認識AFのほか、追尾AF、23点AF、1点AF、ピンポイントAFに対応。1点AFではAFエリアを好きな位置に動かすことができ、AFエリアの枠の大きさは4段階に変更できる。
フォーカスモードとしては、シャッターボタンの半押しでAFがロックされる「AFSモード」のほか、被写体を追い続ける「AFCモード」、被写体の動きに応じてAFSとAFCが切り替わる「AFF」モードを搭載する。