ほぼフルフラットで高級感のある本体デザイン
本体のサイズはW376.4×D253×H19.7~20.7mmで、Ultrabookとしてはかなり大きい印象だ。15.6型ノートPCとしては一般的なサイズだが、ほかのUltrabookと比べるとひと回り以上大きいだろう。15.6型ワイドの液晶ディスプレイを搭載していることを考えれば、やむ得ないところではある。
Aspire M3の天板部分。非光沢仕上げで高級感が感じられる(写真左)。ボディ部分はパール入り塗料が使われていながらも、落ち着いた印象だ。本体の高さは19.7~20.7mmで、見た目でも手に持っても薄く感じる(写真右) |
天板部分は光沢を抑えたマット加工が施され、サラサラとした手触りが心地いい。その反面、指紋や皮脂による汚れが目立ってしまう欠点もある。ボディ部分も同じ質感だが、パール入り塗料が使われているため、光に当てるとキラキラと光るのが特徴的だ。といってもギラギラまぶしいわけではなく、あくまでも控えめに光る程度。本体はブラックを基調とし、キーボード周辺がシルバーのカラーリングだ。全体的に落ち着いた印象で、シーンを選ばず使えるだろう。
Aspire M3を横から見ると、かなり薄い印象を受ける。実際には最厚部で20.7mm程度なのだが、フットプリントが大きいので実際の値よりも薄く感じるのだろう。最薄部と最厚部の差は1mm程度しかないので、実際には限りなくフルフラットに見える。手にしても本体にたわみはなく、しっかりとした剛性が確保されている。
Ultrabookとしては確かに大きいが、逆に15.6型ノートと考えればコンパクトで薄いマシンだと言えるだろう。重量も約2.16kgと、15.6型ノートでは軽い部類に入る。光学ドライブ付きでこの薄さと軽さを考えれば、十分使い勝手はいい。外出先に持ち歩いても、苦にならないレベルである。
本体デザインで少し気になったのは、インタフェース類が本体背面に配置されている点。接続機器やケーブルが目に触れないという利点もあるが、USBメモリのように何度も抜き差しする機器を使うには不便だ。せめてUSB端子がひとつでも側面に用意されていれば、より使いやすかっただろう。もっとも、クラウドサービス等を使ってネット経由でファイルをやり取りするなら、USB端子が背面だけでも特に問題はない。
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