バリューモデルは必要十分な性能
今回の試用機では、プロセッサとしてIntel Core i3-2330Mが搭載されていた。これは試用機ということで、現在BTOメニューに存在しない構成だが、バリューモデルで選択できる底のプロセッサは、やはりCore i3シリーズだ。ほかのスペックに関しては2MBのメモリに320GBのHDDという組み合わせだから、これがほぼ基本構成のベンチマーク結果だと考えてよいだろう。
ベンチマーク結果は以下表のようになった。プロセッサの成績はそこそこ、ゲーム用グラフィックスの成績はよくないものの、Windowsを利用する分には問題がないといったところだ。
バリューモデルの基本構成は、最近のノートPCの中では比較的非力な部類になる。販売価格は59,800円で、いかにもお手頃価格のシンプルノートという手応えだ。ウェブの閲覧やちょっとしたドキュメント作成、DVD鑑賞といった使い方ならば不自由を感じることはないだろう。BTOのベースモデルとしては、ユーザーが強化したい部分だけを強化できる、ごくベーシックなモデルだということになる。
なお、バッテリーテストとしてFFBench3のLowモードを高パフォーマンスモードで無限ループさせた場合の実行時間は1時間20分16秒だった。持ち歩きを前提としたモバイル機ではないため長時間利用には厳しいが、省電力設定を心がければ長引かない会議のお供くらいはこなしてくれそうだ。
■Windowsエクスペリエンス インデックス | |
プロセッサ | 6.5 |
---|---|
メモリ | 5.5 |
グラフィックス | 4.6 |
ゲーム用グラフィックス | 6.1 |
プライマリハードディスク | 5.9 |
■CrystalMark 2004R3 | |
Mark | 111680 |
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ALU | 31747 |
FPU | 32852 |
MEM | 23643 |
HDD | 9537 |
GDI | 10495 |
D2D | 1403 |
OGL | 2003 |