ハードウェアとしては、CPUがデュアルコアのNVIDIA Tegra 2 1GHz、RAM 512MB、ROM 16/32/64GB、GPS、デジタルコンパスなどのセンサーを内蔵し、無線LANはIEEE802.11b/g/n、Bluetooth 2.1+EDR、HDMI端子搭載などといったスペック。デュアルコアCPUを内蔵するので、操作としては十分快適。引っかかりもなく、音楽専用機としても、Android機としても試用した限り、不満は感じなかった。

ベンチマークを取ったところ、Quadrant ProfessionalとAnTuTu Benchmarkでは以下のような結果になった。

■Quadrant
Total 2087
CPU 5437
Memory 2581
I/O 1340
2D 286
3D 791
■AnTuTu
RAM 524
CPU integer 1080
CPU float-point 860
2D graphics 272
3D graphics 1099
Database IO 365
SD card write 79
SD card read 193
Total score 4472

同じデュアルコアCPUを搭載したAndroidスマートフォンに比べると少し数値は落ちるが、QuadrantではSony Tablet Sよりも数値がよく、シングルコアのXperia acroと比べると3割ほど速い結果となった。

個人的には細かい点として、日本語入力がPOBoxではなくiWnnなのは残念だが、「無線LAN専用Android端末」としても快適に利用できるという印象だ。画面も大きく、自然で鮮やかな画面表示は、画像や動画の閲覧、Webサイトの表示でも快適だ。