新しい音楽の楽しみ方を提案するGoogle Musicサービスとアプリ
Google MusicサービスとGoogle Musicアプリを組み合わせることで、これまでであれば端末を変更するたびに恒例行事のようになっていた音楽データのSDカードへのコピーというのは過去の話となった。新しい端末に切り換えても、Google Musicアプリをインストールするだけで、普段聞いている音楽データをそのまま新端末で楽しむことができるようになった。
また、音楽データの端末間での同期ということも気にする必要がなくなった。AppleのiPhoneであれば、iTunesで閉じた世界になっているため、PCでiTunesに音楽データをリッピングしたあとでiPhoneを同期すれば、PCでもiPhoneでも同じ音楽を楽しむことができるのは大きなメリットだった。これに対してAndroidでは、PCと同期する仕組みがないため、ユーザーがマニュアルで新しいデータをAndroid端末にコピーする必要があった。しかし、Google Musicサービスを利用すれば、PCに新しくリッピングした音楽データは、Googleのサーバーに自動でアップロードされるため、ユーザーは難しいことを考えなくてもAndroid端末で新しい音楽を楽しむことができるようになる。
このように、Google Musicアプリと、Google Musicサービスを組み合わせて利用すれば、Android端末の音楽の楽しみ方も大きく変わることになる。惜しむらくは、Google Musicサービスが現時点では米国のみのサービスで、日本ではサービスが行われていないことで、ぜひとも早期に日本のユーザーにも"開放"されることを期待して、本記事のまとめとしたい。
(笠原一輝)
関連記事
・米Google、音楽配信サービス「Google Music」を正式発表、Android向けアプリも (2011/11/17)
http://android.journal.mycom.co.jp/articles/2011/11/17/01/