クラウドのデータをキャッシュとしてローカルに保存することも可能

Android端末にGoogle Musicをインストールすると、アーチストやアルバムのリストに、Googleのサーバーにアップロードされている音楽データの情報が表示されるようになる。ローカルにある音楽ファイルと、クラウドにある音楽ファイルはシームレスに表示されるため、ユーザーはそれがどこにあるのかを意識することなく再生することができる。

ただし、クラウドにあるデータを再生するには、常にネットワークが接続されている必要がある。例えば、地下鉄に乗るようなネットへの接続がつながったり切れたり環境にいる場合には、サーバー上のファイルにアクセスすることができないので、再生が困難になる。このため、Google Musicでは、ストリーム再生しながら、前後の曲を先読みしキャッシュしているので、ある程度の時間はネットワークに接続されていない環境であっても気がつかずに再生することができる。

しかし、飛行機に乗っているような常時ネットワークから切り離されている状況にいる場合にはそれも難しい。そこで、Google Musicではユーザーが明示的にキャッシュを保存することが可能になっている。それが"オフラインで利用"という機能で、これによりキャッシュとしてプレイリストやアーチスト、アルバム単位でダウンロードしておけば、ネットワークから切り離された環境でも音楽を再生することができる。

Google Musicアプリでは、設定を有効にしておけば再生しているファイルをキャッシュとして自動で保存しておける。地下鉄のように駅と駅の間で通信が切れるような環境でもキャッシュから音楽を再生できる

オフラインで利用にチェックを入れると、音楽ファイルがキャッシュとしてAndroid端末のSDカードなどにコピーされる

オフラインキャッシュ用のデータをサーバーからダウンロードしているところ

Google Musicアプリを利用して音楽を再生しているところ