インテリジェントタッチシステムによる快適な操作性
特徴の1つであるインテリジェントタッチシステムは、原稿カバー部分にまとめられたタッチセンサー類の総称だ。電源スイッチはメカニカルなボタンだが、それ以外はすべてタッチ操作の軽快な使い勝手がウリ。各機能の操作に必要なボタンが光る設計で、押すべきボタンに迷うことが少なく、センサーのレスポンスも良い。
ただ、反応が良すぎて困る場面もあった。実際にタッチしなくても、指をタッチボタンに近づけると反応してしまうことがあるようだ。また、ボディが光沢仕様なので、タッチ操作していると指紋や皮脂がかなり目立ってくる。クリーニングクロスなどを常に本体のそばに置き、こまめに拭き取りながら使いたい。
PCレスでこれだけできる。充実のスタンドアロン機能
MG6230の液晶モニタは3.0型で、基本となるのはコピー/フォト(写真印刷)/スキャンという3つの機能だ。さらに、各種のメモリカードやUSBメモリを利用することで、データの保存や印刷などが行える。
メニューは1画面に3つ。それが4ページ分用意されている。これらメニューの中では、2ページ目の「楽しい写真印刷」がMG6230のスタンドアロンの真骨頂。「選んで写真印刷」では印刷品質やフチなし印刷などを選択できたりと、より高度な印刷をサポートする。ほかにもカレンダーを作成できたり、メモリに保存されたデータをスライドショーで閲覧したりと、フォトフレーム的な使い方も可能だ。「CANON IMAGE GATEWAY」といった写真共有サイトにアップロードされている画像を印刷する機能もある。
1ページ目は基本機能とも言えるコピー/フォト/スキャン。「フォト」からの写真印刷は、用紙の種類とサイズを選択して印刷する。品質などは調整できない |
2ページ目は応用的な印刷やコピーだ。「写真コピー」はプリント済みの写真をコピーする機能で、複数枚まとめてスキャン/コピーできるので便利。「応用コピー」では「フチなしコピー」と「枠消しコピー」が可能 |
「手書きナビ印刷」では、ユーザーが用意した画像と、デフォルトで用意されている文字フォーマットを合わせて年賀状などのデータを作成できる |
3ページ目の「PDF文書印刷」はメモリカード/USBメモリに保存されたPDFデータを印刷する。「ディスクレーベル」はCD/DVD/BDメディアのレーベルを印刷する機能で、原盤があればそれをスキャンしてコピー可能 |
「便利な印刷」にある「定型フォーム印刷」では、レポート用紙や方眼紙、五線譜などの内蔵データを印刷できる。「web定型フォーム印刷」は、キヤノンのサーバーにアップされている多彩なフォームを自由に印刷できる機能。便せん/封筒/メモ用紙/カレンダー/テンプレートなどが豊富に用意されている |