マジック・キャンバスに搭載されているアプリは、「ピクチャ」「ビデオ」「音楽」「レシピ」「ブラウザ」「メモ」「DVD」など。ほとんどのアプリはフルスクリーンモードに対応しており、23型ワイド液晶画面いっぱいに表示エリアを広げて利用することができる。いずれも専用アプリに比べれば簡易的な機能しか搭載されていないが、日常使用には必要十分だ。

たとえば「ピクチャ」の場合、トリミングや赤目補正、色調整などの基本機能はもちろん、画像にイラストを貼り込めるスタンプ機能や、人物の肌を滑らかに補正するポートレートエフェクトなどの便利機能を装備している。写真をビンテージ風にしたりソフトフォーカスをかけたりできるフォトエフェクト機能も搭載。また、編集した写真をFacebookやFlickrに投稿したり、CDやDVDに保存したりする機能も備えている。そのため、デジタルカメラで撮影した写真を取り込んで家族や友人と共有するのも簡単だ。

「ピクチャ」のサムネール一覧画面。パソコン内に取り込んだ画像を探しやすい

「ピクチャ」の編集画面。左側に写真のプレビューが表示されているが、指でスライドさせることで簡単にほかの写真に切り替えることができる

「ピクチャ」には、スタンプ機能やポートレイトエフェクトなどの機能も搭載されている

「レシピ」は、料理の作り方をメモしたり、カテゴリーごとに分類して管理できるアプリ。材料や作り方の文字が大きめなので、画面を遠目で見ながらでも内容を確認できるのが便利。光学式タッチパネルは静電式と異なり濡れた手でも操作できるので、料理の途中でレシピを確認するのもスムーズだ。パソコンがキッチンの近くにない場合のために、レシピをワンタッチで印刷できる機能も備えている。

「レシピ」の画面。料理の材料や作り方、メモなどを閲覧したり、カテゴリーごとに分類して管理したりできる

このほか、「ブラウザ」や「メモ」などもタッチ操作しやすいように細部まで作り込まれている。いずれのアプリも使っていて楽しくなるのが印象的だった。

マジック・キャンバスに搭載されているアプリのひとつ「メモ」の画面。テキストはもちろん、手描きイラストや画像、音声メモなどを作成して貼り付けておくことができる

マジック・キャンバスに搭載されているアプリのひとつ「ブラウザ」。メニューなどは必要最小限になっており、タッチ操作しやすい画面構成になっている