持ちやすいデザインを採用

IdeaPad Tablet K1の外観デザインは、ディスプレイ面は非常にシンプル。液晶が設置されている以外は、丸形のハードウェアキーが設置されているだけだ。その代わり、背面に意匠が施されている。側面から背面にかけて、緩やかなカーブが設けられており、片手でも端末をしっかりと持つことができる。このカーブがIdeaPad Tablet K1のデザイン上の特徴と言えるだろう。

カラーバリエーションはレッドとホワイトの2色。ディスプレイ面と側面は両モデルともに同じカラー(ブラックとシルバー)だが、背面にそれぞれのカラーが配色されている。レッド、ホワイトともに、高級感ある光沢仕上げの塗装が施されている。

今回試用したのは、レッドモデル。つや消しのシルバーと光沢仕上げのレッドのコントラストが美しい

端末本体を持った際の印象を、10.1型ワイド(1280×800ドット)液晶のAndroidタブレット「MOTOROLA XOOM」(約W249×D167×H12.9mm・約700g)、約8.9型液晶搭載のAndroidタブレット「Optimus Pad L-06C」(約W243×D150×H12.8mm・約620g)と比較してみたが、IdeaPad Tablet K1が一番手にフィットした。

手持ちのOptimus Pad L-06Cと大きさを比較。両端末ともに片手で持つことができる。IdeaPad Tablet K1のほうが横長だが、傾斜がついたデザインになっているので片手持ちも可能

W264×D189×H13.3mm・約750gとAndroidタブレットとしては比較的大きくて重い部類に入るIdeaPad Tablet K1だが、持ちやすくデザインされているため、長時間持っていても疲れなかった。これらなら、満員電車の中(端末を片手で持ち、立った状態)などでも, 快適に利用できるだろう。

IdeaPad Tablet K1独自機能

ここから、他のAndroidタブレットにはない、IdeaPad Tablet K1独自の機能について解説していく。

最初に紹介するのは、ディスプレイ部に設置されたハードウェアキーについてだ。このハードウェアキーには「4in1 OFN(Optical Finger Navigation)」と呼ばれる機能を搭載しており、様々な操作を行なうことができる。キー部分に光センサが内蔵されており、クリック操作だけでなく、スライド操作にも対応。ホーム画面に移動/メニューを表示/前のページに戻る/画面キャプチャといった操作を行うことができる。

表面の右側に設置されたOFNキー。縦横どちらで持っても操作できる位置に設置されている