各社から様々なAndroid搭載タブレットが登場する中、ThinkPadやIdeaPadなどのモバイルPCを提供するレノボもAndroidタブレット端末「IdeaPad Tablet K1」の販売を開始している。10.1型ワイド(1280×800ドット)液晶を搭載したモデルで、店頭予想価格は50,000円前後となっている。

■主な仕様   [製品名]  IdeaPad Tablet K1   [CPU]  NVIDIA Tegra 2(1.0 GHz)   [メモリ]  RAM:1GB(LPDDR2 600MHz)/フラッシュメモリ 32GB   [ディスプレイ]  10.1型ワイドHD液晶(1280x800ドット)   [無線LAN]  IEEE802.11b/g/n対応   [インタフェース]  microHDMI出力ポート、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック、Bluetooth 2.1+EDRなど   [バッテリ駆動時間]  約8.6時間(Wi-Fi使用時)   [サイズ/重量]  W264×D189×H13.3mm/約750g   [OS]  Andoroid 3.1   [店頭予想価格]  50,000円前後  

国内で初めて発売されたレノボのAndroidタブレット「IdeaPad Tablet K1」の使い勝手を試してみたので、紹介しよう。

IdeaPadシリーズのAndroid端末

IdeaPad Tablet K1は、レノボのコンシューマー向けノートPCブランド「IdeaPadシリーズ」の流れを汲んだ製品で、「箱を開けたらすぐに使える、便利で簡単なエンターテイメント端末」(同社)という位置づけだ。ハードウェアの主な仕様としては、OSにAndroid 3.1(Honeycomb)を採用。CPUはNVIDIA Tegra 2(1GHz ARM Cortex-A9 CPU×2基内蔵)、メモリ(RAM)は1GB LPDDR2を搭載。このほか、ストレージとして32GBのSSDが設置されている。通信面では無線LAN(IEEE802.11b/g/n)、Bluetooth 2.1をサポートする。

本体の寸法・重量は、W264×D189×H13.3mm・約750g。背面には500万画素、前面に200万画素のカメラを搭載する。本体内部にGPS、加速度センサ、電子コンパス、光センサなどを内蔵する。側面には、Micro HDMIポート、Micro SDカードリーダ、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャックなどが設置されている。なおmicroSDカードスロットは、付属のピンをさしこまないとカードを装着することができない。

側面。左側には電源オン/スリープ・スイッチのほか、音量ボタンとスクリーンの回転ロックボタンが設置されている。底面側にはMicro HDMIポート、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック、データ/電源ジャックが設置されている

背面の傾斜が付いた部分にはステレオスピーカーが設置されている

前面には200万画素のカメラを搭載

カメラは背面にも設置されている。スペックは500万画素でフラッシュライトも利用できる

microSDカードスロットが左側面に設置されている。アクセスするには付属品のピンが必要

バッテリは2セルのリチウムポリマーで、スペックシート上の駆動時間はWi-Fi使用時で約8.6時間となっている。