SnagitとPowerPointの連携方法
Snagitでは、Word同様にPowerPointを活用できる。PowerPointの場合は、Wordにはない何種類かのオプション設定が存在している。それでは、その利用方法を解説する。まず、プロファイルの作成に関しては、基本的にWordと同じだ。違いは、[出力の選択]の画面で[PowerPoint]を選択する(図27)ことだ。
プロファイル作成が完了したら、さっそく作成したプロファイルをクリックする(図28)。これでキャプチャの準備は完了だ。
次は[PrintScreen]ボタンをクリックしてウィンドウをキャプチャしてSnagitエディタを起動させる。エディタの[送信]タブをクリックして、ツールバー[出力アクセサリ]の中から[PowerPoint]をクリックする。
クリックするとメニューが表示される。メニューの上部の[新しいプレゼンテーション]を選択すると新規のPowerPoint文書が作成され、そこにキャプチャ画像が貼り付けられる。その下の段には、現在開いているPowerPointファイルが表示される。既存のファイルに貼り付けたい場合は、ここで指定する(図29)。
次は、設定の[オプション]を見ていこう。上記メニューの中に表示されているオプションを選択すると、[PowerPoint出力]ダイアログが表示される。マニュアルや企画書などを作成する場合は[新しいスライドに挿入]を選択する。
キャプチャ画像の貼り付け方法については、[キャプチャをスライドに合わせる]、[タイトル、テキスト、およびオブジェクト]、[タイトルとオブジェクト]、[現在のスライドレイアウト]、[大きいオブジェクト]の5つから選択できる(図30)。
[キャプチャをスライドに合わせる]を選択すると(図31)のようにスライド画面いっぱいにキャプチャ画像が貼り付けられる。
[タイトル、テキスト、およびオブジェクト]を選択すると(図32)のようにスライドのタイトル、テキスト部分、以外の左端部分にキャプチャ画像が配置される。
[タイトルとオブジェクト]を選択すると(図33)のようにスライドのタイトルの下にキャプチャ画像が配置される。
[現在のスライドレイアウト]を選択すると現在しているレイアウトに合わせてキャプチャ画像が配置される(図34)。
[大きいオブジェクト]を選択すると、画面の余白に合わせた最大の大きさでキャプチャ画像が配置される(図35)。
Snagitはキャプチャソフトというカテゴリには収まらず、使い方次第では幅の広がるソフトである。米国などでは企業への導入も多いということだが、今回紹介したOfficeソフトとの連携の良さがその要因ではないかと思う。