新しい設定でマニュアルを作成する
それでは、設定したプロファイルをもとにマニュアルを作成していきたい。今回は、具体例として会社で作成したExcelの請求書のテンプレートファイルの利用マニュアルの作成を行うと仮定する。まず、利用する「請求書テンプレート」を起動する。次は、Snagitを起動して先ほど作成した[マニュアル - Word]プロファイルをクリックする(図10)。
まずは、Excelテンプレートの全体像をキャプチャしてみよう。[PrintScreen]キーを入力した後、Snagitのオールインワンキャプチャ機能が立ち上がる。その状態で範囲選択キャプチャを行えば、請求書画面の範囲だけきれいにキャプチャできる(図11)。Snagitのキャプチャ機能は、ところどころの細かい動作が洗練されている。キャプチャする範囲はある程度オートで掴んでくれる。
キャプチャが完了するとSnagitエディタが起動してキャプチャした画像をその場で確認できる(図12)。
問題がなければ、次はSnagitエディタの[送信]タブをクリックし、ツールバーの[出力アクセサリ]から[Word]のアイコンをクリックする。クリックするとメニューが表示される。このメニュー上部には、[新しい文書]、とそれ以外の現在開いているWord文書が表示される。ここからどのファイルにキャプチャ画像を送信するかを設定できる(図13)。
次は、メニューの[オプション]を選択する(図14)。選択するとダイアログが起動する。ここで、Wordに直接画像を貼り付ける[文書にコピー]か、それとも画像へのリンクを貼り付ける[ファイルへリンク]を設定することができる。今回は、[文書にコピー]を選択して、[OK]ボタンをクリックする(図15)。
後は、ツールバー中央の[プロファイルの終了]ボタンをクリックすればよい(図16)。
すると、Wordが起動してキャプチャした画像がWordに送信される。送信が無事完了するとデスクトップの左下に正常送信が完了したことを告知するポップアップが表示される(図17)。キャプチャした画像は、図のようにWordに貼り付けられる(図18)。
ここまでの一連の動作がWordにキャプチャ画像を貼り付ける基本行程になる。キャプチャした画像は、貼り付けた画像の後に自動的に追加されていくので、これから先は設定は不要となる。キャプチャするごとにSnagitエディタが起動→プロファイルの終了ボタンをクリック→Wordに画像が貼り付けという作業を繰り返すだけで手順のベストショットを連続的にWordへと書き出せる。