必要に応じたキャプチャ設定方法
また、マニュアルを作成する課程でオールインワンキャプチャでは対応できない場合が出てくる。例えば、拡大してキャプチャしたり、アプリケーションのメニューをキャプチャしたい場合、画像の一部を強調したい場合などだ。Snagitでは、そのような状況に合わせた方法が別途用意されている。
画像の一部を強調したい場合-[ハイライト範囲]
キャプチャ画像内の一部分を強調したい場合は、キャプチャした後、Snagitエディタの[描画タブ]の[描画ツール]の[ハイライト範囲]を利用すると便利だ。この機能を使えば、選択範囲の背景に任意の色を付けることができる(図19)。
吹き出しを入れたい-[吹き出し]
キャプチャ画像に吹き出しを入れたい場合は、Wordのオートシェイプも利用できるが、Snagit内の[吹き出し]機能も利用できる。吹き出しのパターンがWordで使えるものより多いので気に入ったデザインがある場合は、こちらを利用するのもよいだろう(図20)。
アプリケーションのメニューだけをキャプチャ-[入力のメニュー設定]
アプリケーションのメニューだけをキャプチャし、残りの画像は不要といった場合、プロファイル設定から追加の設定を行う必要がある。Snagitを起動し画面下の[プロファイル設定]の[入力]から[メニュー]を選択する(図21)。
後は、通常通りメニューを選択してキャプチャすると図の通り(図22)、メニューだけをキャプチャすることができる。
複数のウィンドウのキャプチャ-[複数範囲]
同じくオールインワンキャプチャで利用できないのが、複数ウィンドウを指定してのキャプチャだ。これは、オプションメニューで[複数範囲]を選択することで利用できる。設定は、Snagitウィンドウの[プロファイル設定]の[オプション]から画面が重なったアイコン(図23)を選択する。
もしくは、Snagitウィンドウの[キャプチャ]メニューから[複数範囲]を選択する(図23)。
実際にキャプチャする場合は、通常通り[PrintScreen]キーを入力した後、キャプチャしたいウィンドウをクリックしていく。[複数範囲]で選択されたウィンドウは反転表示される。一度指定したウィンドウを選択解除したい場合は、[alt]キーを押したまま、マウスでクリックすればよい。必要なウィンドウをすべて選択したら右クリックしてメニューから[終了]を選択する(図25)。
複数選択した画像は、図のように選択していない部分の背景が透明に表示される(図26)。
このようにキャプチャ画像を利用して効率的にマニュアルを作成することができる。