本体側面にあるボタンを押すことでケータイモードとWindows 7モードを瞬時に切り替えることができ、ケータイモードでは通常のiモード機と同様に、iモードサイトやiモードメール、おサイフケータイ、iチャネルなどのサービスが利用できる。ケータイモードに切り替えるとWindows 7は設定時間経過後にスリープ状態になり、さらに時間が経つと休止状態になる(設定で変更可能)ため、スリープ状態であればすぐに切り替えられる。
Windows 7モードでは画面は横表示固定になるが、カーソルキーやタッチパネルを使ってWindows 7を操作でき、Windowsのすべての機能を利用できる。Microsoft Office Personal 2010の2年間ライセンスも同梱する。発売は6~7月の予定で、月々サポートの対象になるかは検討中だという。
3.9世代の通信方式LTEの通信サービス「Xi」端末については、ポータブル無線LANルーター2機種として「L-09C」「BF-01C」を発売する。L-09Cはスマートフォンのようなサイズで大容量バッテリを採用。Xiで約6時間、FOMAで約8時間の連続通信が可能だ。BF-01Cは、FOMA、Xi、無線LAN、有線LANの4種類の接続が可能で、メディアサーバー機能も備えている。
今後、Xi対応のタブレットやスマートフォンも今年度中に提供していく予定で、端末を充実させる。さらに独自UIの「docomo Palette UI」を冬モデルでは標準搭載していくほか、デジタル家電との連携を狙ってDLNA対応Androidアプリ「Twonky Mobile」を無償提供し、PC内のメディアデータをスマートフォンで再生できるようにするなど、新たな利用方法の創出も狙っていく考えだ。