KDDI(au)が5月17日に発表したau携帯電話の夏モデルは、音声端末12機種のうち、半数の6機種をAndroid搭載のスマートフォンだ。同社 田中孝司社長は、夏モデルでは「auらしさはワクワク感」を感じる製品やサービスをそろえたとしている。本稿では、auのスマートフォン新製品の特徴を豊富な写真とともにおさらいしていく。

スマートフォン中心のラインナップとなったauの夏モデル

田中孝司社長

3D表示・撮影が可能なAQUOS PHONE

AQUOS PHONE IS12SH」は、有効画素数800万画素CMOSセンサーを2つ、レンズも2つ搭載する3D撮影対応のスマートフォン。2つの画像を合成することで3D画像を生成することができる。4.2インチQHD(960×540ドット)の大画面NewモバイルASV液晶を搭載し、視差バリア方式の裸眼立体視にも対応している。3Dの動画やゲームも楽しめるほか、2Dの画像を3Dに変換することもできる。新たにauのスポーツサポートサービス「au Smart Sports Fitness」も3D表示に対応し、インストラクターの動作を3Dで表示できる。

AQUOS PHONE IS12SH

本体カラーは3色

背面には3D対応のツインカメラを搭載

写真では分からないが、ホーム画面も左下のボタンから3D表示できる

HDMI端子を搭載し、撮影した動画像を大画面テレビに出力できる。AQUOSブルーレイと無線LAN経由で接続し、レコーダーに録画した番組をIS12SHに転送して視聴する「スマートファミリンク」機能も搭載する。「撮る、美羽、楽しむ3D対応スマートフォン」と田中社長はアピールする。

防水・防塵・耐衝撃のタフネススマートフォン

タフネススマートフォン「G'zOne IS11CA」は、米国ベライゾン向けに提供されている「G'zOne COMMANDO」の日本版。ボディデザインやUIなどの一部を変更したものの、タフネス性能はそのまま日本仕様に仕上げた。

タフネススマートフォン「G'zOne IS11CA」

本体カラーは3色

左が米国仕様の「G'zOne COMMANDO」

防水・防塵に加えて耐衝撃性能も備えているのが特徴で、IPX5/IPX8相当の防水、IP5Xの防塵性能を備え、さらに米国防総省のMIL-STD-810G Method 516.6 Procedure IV規格(122cmの高さから落下させる)に準拠した落下試験を行っている。本体下部にあるバンパーや画面外周を液晶より高くすることで落下時に液晶が直接地面に触れないようにした点、液晶の角から破損することを防ぐ仕組みを入れた点、さらに強化ガラスのゴリラガラスを採用した点など、耐衝撃性を高めたという。ただ、固い角に直接液晶をぶつけるなどすると破損する危険性はあるそうだ。

本体上部や下部にバンパーがあり、衝撃を最小限に抑えてくれる

本体背面

月齢や日の出日の入りなどを表示できるウィジェット

サイドキー長押しで表示されるG'zGEAR