専用の3Dコンバージョンパネルを装着することで裸眼での立体視を実現した富士通の「ESPRIMO FH99/CM」。2011年春モデルとして登場した製品だが、引き続き夏モデルとしても継続販売される。価格もその分こなれてきているので、入手のチャンスともいえる。

この製品では、その独自のグラスレス3D技術が注目されがちだが、パソコンとしての基本性能の高さも大きな特徴となっている。

たとえば、CPU。Sandy Bridgeと呼ばれる第2世代Intel Coreシリーズを採用しており、負荷の高い動画編集などの作業も余力を持って行うことができる。液晶は解像度が1,920×1,080ドットのフルHD対応パネルを採用しており、ハイビジョン映像を画面いっぱいに表示して楽しむことが可能。また地上・BS・110度CSデジタル放送対応のテレビチューナーを2基内蔵しており、2番組同時に録画することができる。さらにはスピーカーも6W×2の本格的なものを搭載しており、臨場感のあるサウンドを楽しむことが可能だ。

フルHD(1,920×1,080ドット)対応の23インチワイド液晶と、6W×2の大出力スピーカーを搭載する

光学ドライブはBlu-ray Discに対応しており、市販のBDタイトルを手軽に鑑賞することができる。もちろん、Blu-ray 3Dもサポートしており、3Dコンバージョンパネル装着時はクオリティの高いBlu-ray 3Dの立体映像を裸眼で楽しむことが可能だ。

液晶の上部には2眼カメラを装備しており、3Dの静止画や動画を簡単に撮影することができる。また本体背面にはナノイー発生ユニットを搭載しており、空気をクリーンに保つことが可能。数多くあるテレビパソコンの中でもトップクラスの多機能ぶりを誇っている。

本体右側面には、Blu-ray DiscドライブとUSB2.0ポートが配置されている

本体左側面には、B-CASスロット、USB3.0ポートなどを搭載

本体背面には、HDMI入力端子、アンテナ入力端子、USB 2.0、LAN、ヘッドホン出力/ライン出力端子、マイク入力/ライン入力端子などを装備