――優勝したときのご家族の反応はいかがでしたか?
河野「会場には母が一人で観に来てくれていたのですが、もともと母はすごく活発で、うわーって騒ぐタイプなんですけど、やっぱり一人だったこともあって、地味に応援してくれていたみたいです。父は、単身赴任先からずっとWEB中継を観ていてくれたんですけど、兄はやっぱり関西人なのでチャカすような言い方しかしないんですよ。『ついにうちの家から芸能人が誕生した』みたいに(笑)。でも、温かく祝ってくれました」
――学校の友だちの反応はいかがでしたか?
河野「大会が終わった直後は、mixiなどが、"じょにー、おめでとう"って言葉で埋め尽くされました。"じょにー"というのは、私のあだ名なんですけど(笑)。次の日に学校に行ったとき、たまり場みたいなところに、恐る恐る、東京のお土産を持って、そ~って近づいてみたら、『じょにー、おめでとう』ってみんなが立って、拍手で迎えてくれました」
――なぜ"じょにー"なんですか?
河野「"じょにー"の由来は、面白くなくて長いですけど……」
――それは最悪ですね。でも教えてください
河野「中学生のときからのあだ名なのですが、私は中学のソフトボール部に途中入部したんですよ。それで、その当時、私だけあだ名がなくて、みんなに『何て呼べばいい?』って聞かれたんですけど、そのときは本当に急いでいて、早く帰りたかったので、『もうなんでもいいよ。"じょにー"とかでいいから』って適当に言ったら、本当に"じょにー"になりました(笑)。今でもみんなに呼んでもらっているあだ名で、今の自分にとってもすごく大切なあだ名です」
――河野さん自身が名付け親なんですね。それではCDの話に戻りますが、もう1曲のカップリング曲「I meet YOU◎」はどんな曲になっていますか?
河野「本当にすごく力強いサウンドですね。ドラムもドーンドーンって強くて、ギターをはじめ、すべての楽器が前にガンガンガンと出てくる曲になっています。メロディラインもすごく力強くて、アタックフルで、そんな言葉はないかもしれませんが(笑)、とにかくとても元気な曲で、私の気持ちもガンガンと前に出てくる感じです。神前さんも『すごくライブ映えする曲だと思う』っておっしゃっていたのですが、私自身も本当にこの曲をライブで歌うのがすごく楽しみです」
――ちなみに最後の「◎」の意味は?
河野「たぶんいろいろな解釈の仕方があって、皆さんの思うように捉えていただければいいと思うのですが、私自身は"グッド"という意味もありつつ、"○"がふたつ重なっているので、2人が出会って、一緒になって、力強い"◎"になって、パワーを生み出している……そんな感じで、"一緒だよ"って意味の二重丸だといいなっていう気持ちを込めて歌っています」
――特に確認はしていないわけですね?
河野「歌詞に固定したイメージを置かず、そのときそのときで感じた"◎"でいいんだと思っています」
――ライブ映えする曲ということですが、ライブの予定などは決まっていますか?
河野「8月21日『Aチャンネル』のイベントと11月23日『ANIMAX MUSIX』に出演させていただく予定です」
――ファンの方の前で歌うのは楽しみですか?
河野「はい、すごく楽しみですね。このイベントに限らず、いろいろなライブに出て、私の気持ちを伝えていけたらいいなって思っています」
――今後の活動でやってみたいことなどはありますか?
河野「幅広く、制限なく、いろいろな活動をしていきたいと思っているのですが、やはり一番はライブをたくさんして、直接皆さんと歌を共有して、"アーチ"をかけていきたいなと思っております」
――歌以外の活動、たとえば声優の仕事をやってみたいといった気持ちはありますか?
河野「可能性を制限したくないので、可能性があるかぎりはすべてのことに挑戦していきたいのですが、やるからにはちゃんと勉強して、全力を注いでいきたいと思います。もし声優のお仕事に挑戦できるなら、一生懸命に勉強してからやってみたいですね」