RadeonのローエンドGPUが一挙に3種類
今週はAMDからRadeon HD 6000シリーズのローエンドGPUが発表、搭載グラフィックスカードが多数発売された。店頭で確認できたのは、SAPPHIRE、MSI、玄人志向の製品。
新登場のGPUは「Radeon HD 6670」「同 HD 6570」「同 HD 6450」の3種類。HD 6570/6450のメモリにはGDDR5/DDR3の両タイプがあり、それぞれ搭載容量のバリエーションもあるので、その分ラインナップが増えている。価格帯は、HD 6670が10,000円~12,000円前後、HD 6570が8,000円~10,000円前後、HD 6450が5,000円~7,000円前後といったところ。
あのDirectCU IIがRadeonにも
ASUSからは、同社オリジナルVGAクーラー「DirectCU II」を搭載したグラフィックスカードが2種類登場。Radeon HD 6970を搭載した「EAH6970 DCII/2DI4S/2GD5」とHD 6950の「EAH6950 DCII/2DI4S/2GD5」で、ともにDisplayPort×4、DVI×2の6端子を備えることにより、6画面同時出力をサポートする。価格はそれぞれ41,000円前後と35,000円前後。
DirectCU IIは、ヒートパイプ直付けタイプのVGAクーラーで、リファレンスに比べ冷却能力が20%アップしているという。これまでGeForce系GPUで搭載モデルが4種類登場していたが、Radeonではこれが初めてとなる。ただしクーラーが大きく、3スロットを占有するという点には注意が必要だ。
USB 3.0が6ポートの上位マザー
MSIからは、P67チップセット搭載マザーボードの上位モデル「P67A-GD80」が登場。電源周りの強化やUSB 3.0/SATA 3.0のポート数が増えている以外は既存の「P67A-GD65」に似た構成。ちなみにUSB 3.0ポートはバックパネルに6ポートあるが、このうち4ポートはVIAのUSB 3.0ハブチップ「VL810」に接続されている。価格は24,000円~25,000円前後。