10.1インチ、8.9インチのディスプレイを備えるタブレット端末GALAXY Tabは、GALAXY S IIと同じくオリジナルのデュアルコアプロセッサを搭載。当初の発表は1GHz駆動だったが、こちらも1.2GHzになる可能性があるという。
10.1インチタイプは1,280×800ドットの解像度で重さは589g。有効800万画素の背面カメラを備え、フルHD動画の記録・再生、16または32GBの内蔵メモリを備える。OSはAndroid 3.0(Honeycomb)を搭載する。なお、こちらはMWC 2011で発表されたモデルで、米国で3月に開催されたInternational CTIA WIRELESS 2011で発表された10.1インチモデルも用意されている。こちらはさらに薄型を追求したモデルだ。
同じくCTIA 2011で発表された8.9インチモデルは、約470gと軽量で、OSにはHoneycombを採用、さらに独自のUI「Touch WIZ」を搭載している。1GHzのデュアルコアプロセッサ、HSPA+、有効300万画素カメラ、フルHD動画の再生などの機能を備えている。
オウ氏は、タブレット端末は横並びという見方に対して「タブレットの世界はこれから。ユーザーがどういう使い方をしてくるかで世界が違ってくる」との認識を示し、今後のユーザーの動向を注目していく考えだ。
10.1インチモデルが2種類あることについてオウ氏は、「サムスンの自慢の1つがスピードとフレキシビリティ。何でも速く実行するのが根強い文化」と指摘。他社と比べても新端末の開発期間が短いことをアピールしており、その結果として、ユーザーニーズを図りながら2種類のタブレット端末を開発。各セグメントを考えながら、そこに必要な製品を投入していく考えだ。そのため、「ユニバーサルなものはない」とオウ氏。どのマーケットで、どの端末を投入するかは現在検討中だとした。
サムスンでは、さらにAndroidスマートフォンを気軽に使ってもらえるように低価格化した「GALAXY Ace」、よりローエンドのAndroidスマートフォン「GALAXY Gio」を用意し、Androidスマートフォンを拡充していく考えだ。