3.5型の液晶モニターを採用し、自転車ナビにも対応したソニーのポータブルナビゲーションシステム「nav-u」に、新たにアウトドア地図にも対応した「NV-U37」(以下U37)が登場した。現時点では発売日が未定だが、試用する機会があったのでレビューする。
アウトドアにも対応したnav-uコンパクトモデル
ソニーの「nav-u」シリーズは、現在のラインナップでは、4.8型液晶とワンセグチューナーを備えた「NV-U7」シリーズと、さらに6.1型液晶を備えた「NV-U3DV」、3.5型液晶を備えた「NV-U3」シリーズが用意されている。今回お借りしたのは、液晶モニターは3.5型と小型で、自転車ナビにも対応し、さらにアウトドア地図機能も追加された「NV-U37」だ。
NV-U37正面。前面はタッチパネル液晶とメニューボタン、現在地ボタンに電源と充電を示すLEDがあるだけで非常にシンプル |
裏面はスピーカーとクレードル用の電源供給端子が見える |
巾着袋状のソフトケースが付属する |
GPSによる位置検出だけでなく、電子コンパスによる方位検出機能と、トンネルなどでGPS電波が途切れても、進行方向やスピードを推測してナビが継続できる「POSITIONアシスト」はU35ゆずり。操作には画面に指で円やL字を描くことで縮尺の変更や、自宅へ帰るなどの操作ができる「ジェスチャーコマンド」機能も搭載する。
U35と比べると、新たに等高線が表示されるアウトドア地図を搭載している。地図が収録される内蔵メモリーはU35と同じ8GBで、メモリースティックDuoスロットを備え、オプションのメモリースティックDuoにダウンロードした地図データを記録できるほか、音楽データを収録して音楽を再生しながらのナビをしたり、動画の再生も可能だ。外観はU35に比べると、「メニュー」ボタンと「現在地」ボタンが液晶と同一面となり、そのおかげで液晶サイズは同じだが見た目には大きな液晶に変更されたように感じる。なお、発売時期は4月下旬が予定されていたが、東北地方太平洋沖地震による影響で発売時期は未定となっている。