電源を入れるのにボタンを押す必要はない。モニターのパネルを開くと自動でオンになるためだ。パネルの内側に電源ボタンもあるが、ほとんど触れる機会はなかった。

メニューボタンか、画面にある「MENU」に触れるとメニューが開く。このメニューもわかりやすい。使用することの多い「画質・画像サイズ」は「セットアップ」などに入れず、専用のアイコンが設けられている。「カメラ・マイク」はフォーカスや手ぶれ補正、顔認識などの設定だ。「撮影モード」には動画、静止画のほか、「なめらかスロー録画」や「ゴルフショット」が用意されている。

また設定の状態によって、選べない機能はアイコンやメニューが暗くなり、それとわかるようになっている。たとえば「標準画質(STD)」にしていると「ゴルフショット」は選択できないなど親切だ。ただ、場合によってわかりにくくなることもある。たとえば、あるときにモニター左にいつも見えていたズームボタンが表示されなくなってしまった。これは「カメラ・マイク」の「画面表示設定」が「オート」ではなく「入」になっていたためだ。これからすると、「使用するには○○をオンにしてください」といったガイドを表示するなどすれば、さらにわかりやすくなるだろう。

テレビにつなぐには、「HDMI端子」か「A/Vリモート端子」を使用する。HDMIケーブルは付属しないが、A/Vリモート端子につなぐアナログ出力のケーブルは、D端子用とピンプラグ用の2本が付属している。

パソコンなどとの接続にはUSBを使用するが、PJ40Vには2つのUSBコネクタが用意されている。グリップの脇から延びる「ビルトインUSBケーブル」と、液晶モニターの内側にある「USB端子」(ミニタイプ)だ。パソコン接続には主にビルトインUSBケーブルを使用し、それ用のUSBサポートケーブル(延長ケーブル)も添付されている。ミニUSBのほうはDVDライターや外付けメディアなどとの接続を想定しているようだ。

液晶モニターの内側には、上からヘッドホン、マイク、HDMI、USBの各端子が置かれる

ボディ右側の端子は、上が電源端子(DC IN)、下がテレビなどにつなぐA/Vリモート端子

ボディ前端には、専用マイクやフラッシュなどをつなぐアクティブインターフェースシューを装備

グリップベルトの脇にはビルトインUSBケーブルを装備。パソコンへの接続などに使う

バッテリーを外した状態。イジェクトボタンは底面にある

外部メモリーとして、SDメモリーカードやメモリースティックが使用できる

メニューの操作では、選択にズームレバー、決定にフォトボタンを使用する

トップメニュー。よく使う「画質・画像サイズ」は専用のアイコンが置かれている

撮影モード。「なめらかスロー録画」などは標準画質(STD)では使用できない

「カメラ・マイク」のメニュー。ホワイトバランスやフォーカス関連はここ

「画質・画像サイズ」のメニュー。組み合わせで設定できないモードもある

録画モード。FXとFHでは1920×1080ピクセル、HQとLPでは1440×1080で録画される

フレームレート。24Pは映画のような表現になる。ただしそれに対応したテレビが必要

HD画質はMPEG-4(AVC/H.264、AVCHD)、STD画質はMPEG-2のファイルで保存される

STD画質では、アスペクト比を16:9と4:3から選べる。HD画質はすべて16:9となる