Westmere世代もまだまだ現役
Intelの6コアCPU「Core i7-990X Extreme Edition」が発売となった。2010年4月に発売されたCore i7-980X以来となるハイエンドモデルの更新。TDP(130W)やキャッシュ容量(12MB)などに変わりはないが、動作クロックは従来の3.33GHzから3.46GHzに高速化されている。価格は92,000円~93,000円前後。
またi7-990Xの登場に併せて実施された価格改定により、i7-970の価格が885ドルから583ドルへと大幅(34%)に値下げされている。上位モデルと同じ6コア製品ながら、QPIの速度は若干抑えられているが、ショップでは5万円を切る価格が付けられており、これまで6コアを諦めていたユーザーでも興味を持ちそうだ。
すでにお伝えしたように、6シリーズ・チップセットの不具合のために、LGA1155のマザーボードは販売が全てストップしている状況。Sandy Bridge世代の新CPUを買っても、事実上使えない状態が続いており、今回のi7-970の大幅な値下げには、ユーザー離れを防ごうというマーケティング上の思惑も見える。