Lost Planet 2 Benchmark(グラフ39~42)
カプコン
http://www.nvidia.co.jp/object/games-lostplanet2-jp.html
こちらもおなじみLost Planet 2。インストール後起動すると、まずは選択画面となるので、DirectX 11 Versionを起動する(Photo50)。設定はPC SETTING画面(Photo51,52)で、解像度以外は全て最高に設定を行う。テストはBenchmarkを選択するとTest AとTest Bが選べるので、今回は両方を3回づつ実施した。テストが終わると、フレームレートの変動と各々のシーンの平均フレームレート、および全体としての平均フレームレートが表示される(Photo54,55)ので、これを手作業で記録する形だ。
Photo50: これが面倒なら"C: \ Program Files (x86) \ CAPCOM \ LOST PLANET 2 Benchmark Version"にあるLP2DX11.exeを直接起動すると、間違いなくDirectX 11環境で立ち上がる。 |
Photo51: ドライバによっては、ここでRefresh Rateが59Hzとかになり、選べない解像度になる場合があるので注意。Anti-AliasはRadeon系列でMSAA8X、GeForce GTX 580ではCSAA8Xに設定した。 |
Photo52: 全てのFeatureはHIGHに設定。Motion BlurはOn/OffのみなのでOnにした。 |
Photo53: Test AはScene 1~3の3つのシナリオを、Test Bはひとつのみのシナリオを実施する。ちなみに全部異なるシナリオである。 |
Photo54: どうせならこのフレームレート変動をログに書き残してくれればいろいろ応用が利くのだが、そうした機能は(筆者が知る限り)無い様で残念。 |
Photo55: なぞなのがこのTest B。Sceneが1個なのに、Sceneの平均フレームレートが全体の平均フレームレートと異なる(概して全体の平均フレームレートの方が低めだが、たまにむしろ高くなっている場合もあった)。どういう方法で算出しているのか、謎。 |
ということでグラフ39・40はTest Aの全体の平均フレームレート、グラフ41・42はTest Bの全体の平均フレームレートをまとめたものである。まずグラフ39・40だが、こちらではCrossFireの効きも良く、おおむねHeavenと同様な傾向の結果となっているのが判る。CPU性能の差も、そう大きくない。
面白いのがTest Bである。Radeon系列1枚のみの結果はグラフ41と42でそう変わりないあたりから、CPU負荷がそれほど高いわけではないと考えられる。にもかかわらずGeForce GTX 580とCrossFire構成を比較すると、微妙にGeForce GTXの方が上(ただし1920×1200ピクセルでは逆転している)というあたりは、典型的なCPU能力不足の傾向を示している。つまり、Radeon系列を1枚で使う分には不自由ないが、CrossFireにするとややCPU能力が不足する、という感じだ。Radeon HD 6950のCrossFireではGeForce GTX 580に追いつかないあたりも、これの傍証となろう。単純に「Radeon HD 6970×1枚だけではGeForce GTX 580には追いつかないが、CrossFire構成のRadeon HD 6990ならば上回れる」とは限らない、という良い実例になっている気がする。