2006年にTBSほかにて放送されたTVアニメ『×××HOLiC (ホリック)』。CLAMP原作によるコミックスの世界観をそのままに、水島努監督×プロダクションI.Gの手によってアニメ化された本作は大きな話題を呼び、その後もTVシリーズ第2期やOADが展開されるなど、高い人気を誇っている。そんな『×××HOLiC』のTVアニメ第1期シリーズが、DVD-BOXとなって登場。第1話から第12話までを収録した上巻が2010年8月25日、第13話から第23話、および外伝を収録した下巻が2010年10月27日に発売された。また、2011年1月26日には第2期『×××HOLiC◆継』のDVD-BOXも予定されている。
そこで今回は、『×××HOLiC』のDVD-BOX発売を記念して、願いを叶えるかわりに同等の対価をもらう<ミセ>の店主、壱原侑子 (いちはら・ゆうこ)役を演じる大原さやかが語った、『×××HOLiC』の魅力についてを紹介しよう。
大原さやかが語る『×××HOLiC』の魅力
――2006年に放送された『×××HOLiC』がDVD-BOXとなってあらためてリリースされましたが、大原さんにとって『×××HOLiC』という作品はどういった位置付けになりますか?
大原さやか「アフレコもひと段落し、だいぶ時間は経っていますが、私の中ではまだ全然終わっていない、ライフワークとしての位置付けにある作品です。放送からおよそ4年ということですが、その前に"劇場版"からスタートしたという経緯がありまして、しかも侑子さんは劇場公開での出番の前に、「ツバサ・クロニクル~年代記~」での出演があったため、かなり前にオーディションがあって。そのオーディションから考えると、実は7年近くも経っていることが判明しました(笑)。こんなに長くひとつの作品に関わらせていただけているというのは、私の短い声優人生の中でも初めてのことですし、しかもその中で主役をやらせていただいている。本当に自分にとっては宝物みたいな作品ですね」
――『ツバサ』で始まり、劇場版、TVシリーズ第1期を経て、その後、TVシリーズ第2期やOADなども展開されていますよね
大原「さらに、その間にもたくさんの撮影があったり、イベントがあったり、原作者のCLAMP先生との交流もあったりと、本当に特別な作品という思いがあります」