「ムービーや音楽はハードルが高くてなかなか手を出しにくい……」。そう感じている人は少なくないはず。しかし、iMovieやGarageBandを使えば、そうした初心者であっても十分にムービーや音楽を楽しみながら作品を作っていくことができる。その取っつきやすさこそが、iLifeの最大の魅力だと言えるだろう。

これだけのソフトが4,800円で購入できるというのは、使わない機能が多少あったとしても、非常にお得感がある。しかも、新しいMacを購入した場合はiLifeがプリインストールされているため、別途お金を出してパッケージを買う必要はまったくない。

個人的には、今回のiLife '11で機能のアップデートが行われなかった「iWeb」と「iDVD」の行方も気になるところ。とくに、ここしばらく進化が停滞してるiDVDの今後が気がかりだ。Blu-ray Discへの対応も含め、これからの動向に注目していきたい。

製品名 iLife'11
システム条件 Intelプロセッサを搭載したMac。1GBの実装メモリ、約5GBのハードディスク空き容量、DVDドライブ(インストール用)、解像度1,280×768ドット以上のディスプレイ、Mac OS X v10.6.3以降。GarageBandで「演奏方法を学ぶ」を利用するにはデュアルコア以上のIntelプロセッサを搭載したMacが必要
価格 4,800円