サポート外のスクリプトステップ

FileMaker Proに用意されているスクリプトステップの中には、「検索/置換を実行」「レコードのエクスポート」「レコードをスナップショットリンクとして保存」をはじめとして、FileMaker Goではサポートされていないものがあります。FileMaker Go用のスクリプトでは、こういったサポート外のスクリプトステップは使用しないように注意しましょう。詳しくは「FileMaker Go デベロップメントガイド」をご覧ください。

バージョン1.1.2の新機能

最後に、先日リリースされたFileMaker Goのバージョン1.1.2で追加された機能について、簡単に確認しておきましょう。

まず、バージョン1.1.2で日本語を含む5つの言語に対応しました。メニューや設定画面が日本語になっただけでなく、FileMaker Goが表示するメッセージすべてが日本語になっています。

メニューの内容も日本語で表示されるようになった

また、既存のファイルへの上書きやテンポラリへの保存ができるようになりました。さらに、大きいサイズのイメージへの互換性の問題への対応、休止状態のファイルを再度指定したときにアカウントとパスワードを入力して復帰させることができるようになるなど、ソリューションにはかかせない重要な機能が追加されました。

変数を設定 [$filePath; 値:Get ( テンポラリパス ) & "売上伝票.pdf"]
レコードをPDFとして保存 [記憶する; ダイアログなし; 「$filePath」;電子メールの作成;]

このようにスクリプトを指定していると、テンポラリフォルダに「売上伝票.pdf」という名前でファイルを保存します。テンポラリフォルダに保存したファイルは、FileMaker Goが終了したり、休止状態に入ったりした場合に削除されます。

さて、この「FileMaker Go 超活用!」ですが、今回で最終回となりました。連載を通して少しでもFileMakerGoの魅力をご理解いただけたでしょうか。序章にあたる記事も含めて全4回、短い間でしたが少しでも皆さんにお役立ていただけたのであれば幸いです。

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