データのインポート

FileMaker GoがインストールされたiOSデバイスには、データベースファイルを直接コピーして持ち歩くことができます。ただし、デバイスに保存されているレコードが古かったり、または、部分的に更新しなければならないときに、最新の状態のデータベースからレコードを読み込んで最新の状態にセットするといったことができます。そういうときにはインポート機能を使います。

ユーザによる強制終了を許可 [オフ]
エラー処理 [オン]
変数を設定 [$filePath; 値:"fmnet:/192.168.0.33/商品マスタ.fp7"]
レコードのインポート [ダイアログなし; 「$filePath」; 追加; UFT-8]
変数を設定 [$error; 値:Get ( 最終エラー )]
If [$error <> 0]
  カスタムダイアログを表示 ["エラー";$error]
End If

このスクリプトでは、変数$filePathでホストの商品マスタのURLを指定して「レコードのインポート」ステップを呼び出すことにより、レコードをインポートします。後半はエラー処理のスクリプトになっています。

「レコードのインポート」ステップにより、ホストされている商品マスタからデバイス上のデータベースにレコードがインポートされる

iPhone上のデータベースが空のとき、左のように商品データが表示されない。「IMPORT」ボタンをクリックして、あらかじめ設定されたとおりに先のスクリプトを実行すると、データがインポートされ、最新の状態になって商品コードと商品名とイメージが表示される