MUSICストアは、レコチョクとの業務提携によってスタートし、豊富な楽曲を用意。日本の音楽配信は、携帯向けの着うたフルが牽引してきたが、さらなる利用促進を狙って今回のサービスを開始する。

MUSICストアで配信される楽曲は、着うたとして設定できない代わりに、コンテンツプロバイダ側のオーサリングの手間が減り、配信楽曲数が増やせるというメリットがある。価格設定も、従来の着うたフルよりも柔軟に設定できるようになり、ビデオや着ムービーも配信できる。楽曲の価格は1曲あたり200~400円を予定している。ユーザーからの要望が強かったJ-POPの品揃えも充実させるほか、ランキングやジャンル、年代といった検索機能、アーティスト情報なども充実させていく予定だ。

BOOKストアでは、コミックや小説、実用書、雑誌までの3万冊を揃え、日本の電子書籍の多くを占める携帯向け電子書籍の利用をさらに拡大することを狙う。従来はコミックなどで1話単位の配信が多かったが、1巻単位での販売も増やし、書籍の販売と同時に電子書籍も発行するような取り組みも進めていく考えだ。

現在、ドコモではデータARPUの増加を狙っており、利用率の高いスマートフォンに対して、iモードのライト~ミドルユーザーに対してデータ利用を拡大したいと考えている。

そのため、アプリ、音楽、書籍をiモード向けに集めたドコモマーケットを開設することで、ユーザーの利用を促進し、データAPRUの増加を狙っている。今後、さらにサービスも強化していく計画だ。