CPUはさすがに非力なもののバッテリの持ちは十分

中身の構成に目を向けてみよう。CPUにはIntel Atom N475を採用しており、2GBのメモリと約320GBのHDDを搭載している。メモリはこれが最大容量だ。搭載OSはWindows 7 Home Premium 32ビット版。ディスプレイ解像度は1,024×600のWSVGAで、外部ディスプレイには最大1,920×1,080で出力できる。

HDD容量はネットブックとしては十分だが、さらに容量を必要としているユーザー向けにはオンラインストレージ「ASUS WebStorageサービス」の500GBコースが1年間無償利用できる特典が用意されている。2年目以降も使い続けるならば料金が必要となるが、オンラインストレージを利用した方が便利か、外部ストレージを持ち歩く方が便利かを見極めるには十分な期間だ。

ベンチマークをとってみたところ、やはりCPUが弱いという結果が出た。しかし一方で、グラフィックス性能はビジネスPCならばこんなものだろう、と言える範囲に収まっている。動画サイトなどの利用も、高画質版でなければ問題なく行うことができた。

Kingsoft office 2010ではあるが、オフィス系アプリケーションも搭載されており、外出先や自宅で補助的に仕事を行うには十分だ。インターネット、メール、オフィスという一般的なPC利用方法の範疇ならば特に困りそうなものも思い当たらない。

バッテリの持ちが良いのも大きなメリットだ。FFBench3のLowモードを高パフォーマンスモードでループさせた場合の駆動時間は4時間26分53秒。バッテリ駆動時間の公称値は約6時間だが、省電力設定でうまく使えば本当に届くのではないかと感じさせられた。

■Windowsエクスペリエンス インデックス
プロセッサ 2.6
メモリ 4.8
グラフィックス 3.0
ゲーム用グラフィックス 3.1
プライマリハードディスク 5.6
■CrystalMark 200R3
Mark 26947
ALU 5389
FPU 4076
MEM 5376
HDD 8507
GDI 1922
D2D 1169
OGL 508