複数機器を1つのレシーバで接続できる「ロジクール Unifying」

M570の通信はロジクールが展開する2.4GHzワイヤレス技術「Unifying」を利用している。付属のUSBレシーバ1つで、M570だけでなく、ロジクール Unifyingに対応したワイヤレスマウスやキーボードを最大6つまで認識/記憶することが可能だ。

Unifyingレシーバ。USBポート接続時の突出部がわずか8ミリに収まる。ノートPCに接続したまま持ち歩ける超小型デザインだ。1台目の周辺機器は、パソコンにレシーバを接続するだけですぐに認識される。2台目からはUnifyingソフトウエアを通じて追加する

USBレシーバの寸法・重量はW14.4×D18.7×H6.1mm・2gと小型・軽量。コネクタ部分をUSBポートに接続すると、レシーバ本体の突出部はわずか8mm。デスクトップやノートPCに接続してもまったく気にならないサイズだ。操作距離は最大10m。筆者は、ビジネスデスクの上に置いたPCにレシーバを装着し、M570本体を袖机に置いて使用したが、通信が途切れることもなく、快適に使用できた。

このほか、長い駆動時間もM570の特徴だ。単三形乾電池1本で、最大18カ月の駆動が可能だという。筆者が原稿を執筆した時点(試用から約1週間)でのバッテリ残量は95%となっていた。

バッテリ残量はSetPointで確認できる。パーセント表示のほか、日数表示も可能

最大18カ月の駆動時間を実現

前述した通り、今回筆者はM570を編集部のデスクで1週間ほど使用した。試用した感想だが、操作感については大変満足した。ポインタを画面の端から端へ大きく移動する際はスピーディーに操作できるし、親指の細かい動きに反応してくれるので、画面の一転を指定する細かな作業も楽チンだった。なにより、親指でボールを"コロコロ"する操作感が大変心地よかった。また、一度手を置いたらその状態をキープして使用できるため、普段使っていたマウス(IBM製のオプティカルマウス)利用時と比べて右手の疲労をだいぶ軽減することができた。さらに、これまでマウスパッドを置いていた場所にノートPCを置くことができたので、デスク周りの有効活用にも一役買った。

底面にはON/OFFスイッチが設置されている。電池スペースにUnifyingレシーバを収納できる