前面にある円形のコントロールパッドは、上の「+」が音量アップ、下の「-」が音量ダウン、右が次曲へ/早送り、左が前曲へ/巻き戻し、中央の円形ボタンに再生/一時停止が割り振られている。基本的な操作は、このコントロールパッドで行える。実際に使ってみても、各ボタンが適度なクリック感で使いやすい。

コントロールパッドのボタン配置は第2世代と同じ

背面は全面がクリップになっている。これも第2世代同様だ

上部にはヘッドホンを接続する「イヤフォンポート」、バッテリの残量を確認などに利用する「ステータスランプ」、電源のオン/オフや順次再生/シャッフルの切り替えに使う「3ウェイスイッチ」、およびVoiceOverボタンが配置されている。

この「イヤフォンポート」は、ヘッドホンとの接続に利用するだけではなく、付属のUSBケーブル(iPod shuffle USBケーブル)を装着してPCとの接続にも利用する。iTunesを使って音楽データやプレイリストの転送を行う際は、イヤフォン/ヘッドホンを外し、USB端子を利用するというわけだ。

本体上部。左から、3ウェイスイッチ、VoiceOverボタン、ステータスランプ、イヤフォンポート

「イヤフォンポート」に付属のiPod shuffle USBケーブルを装着したところ

さて、昨今の液晶モニター付きプレイヤーでは楽曲名などを液晶モニターで確認するわけだが、iPod shuffleにはその液晶モニターがない。一昔前のプレイヤーならそれがあたり前だったが、容量2GBともなるとプレイヤー内の楽曲をすべて把握しているわけもなく、とくにシャッフル再生を行うことが多いiPod shuffleでは「いま再生されてる曲はなんてタイトルだっけ」というようなことが頻繁に起きる。

そこで第3世代からiPod shuffleに導入されたのがVoiceOver機能。第4世代モデルになって、本体に独立したVoiceOverボタンが用意され、このボタンを押すことで、楽曲再生中なら曲名やアーティスト名を読み上げてくれる。プレイリストも音声で確認可能だ。読み上げは多少ぎこちない感じもあるが、十分に聞き取れるレベル。ちなみにバッテリ切れの警告も、音声で知らせてくれる。

iTunesは付属していないので、アップルのWebサイトからダウンロードしてインストールする。初めてiTunesと同期すると、VoiceOver Kitの更新などが行われる

iTunesから、VoiceOverの有効/無効の設定、使用言語の選択などが行える