電子ブックリーダー編

基調講演でもBenQが今後注力するとの発言があった電子書籍リーダー。nReaderシリーズは「K60「K61」「R100」の計3製品展示されていた。このうちK60とK61が電子ペーパーを採用、R100が液晶パネルを採用したカラー表示対応モデルである。K60とK61はサイズが6インチで解像度800×600ドット、16レベルのグレースケール表示が可能とされる。タッチスクリーンに対応しているほか、K61がパネル両サイドと下、K60がパネル右と下に操作ボタンを備えている。また、K61は3G/WiFi、K60はWiFi対応のみという点で異なる。バッテリーは1回の充電で約7500ページが閲覧できるとのこと。サイズと質量はK60が248g、薄さ11mmと解説されていた。

nReader K60。WiFi対応で6インチの電子ペーパーを採用している。デモでは中国語に翻訳された手塚治虫のマンガが表示されており、テキストはもちろんイラストも十分に表示できていた

nReader K61はWiFiに加え3Gにも対応する。電子ペーパーはK60と同じ6インチサイズ。オーディオ出力も備え、イヤホンが接続されていた

R100は10.1インチのLEDバックライト液晶を搭載しており、解像度が1,024×600ドットとなる。こちらもタッチスクリーン対応だ。ネットワーク機能はWiFiおよび3.5Gとされる。質量は700gで薄さは14.4mm。駆動時間は12時間とされているほか、2時間で85%まで充電できる急速充電機能も備えている。各種電子書籍サービスや写真、映像等のサービスと連携でき、Flashにも対応。HDMI端子も備えており、テレビと接続することで720p映像も視聴できるとアピールしている。

カラー端末のnReader R100。10.1インチとひとまわり大きく、映像等のコンテンツ再生に対応するほかHDMI端子も備える

視野角はそれほど広くないため、多人数で覗き込むというよりは個人用といった印象。本体はかなり薄く、バッテリー駆動時間も12時間あるとされる