約15倍もの長時間録画できるのが自慢の「GV-MVP/XZ」。それだけにドンドン録画したくなりそうだが、そこで頭を痛めそうなのが録画番組の保存だろう。先に紹介した通り、DRモードで録画すると番組内容にもよるが30分で3.5GB程度。PCにそのまま保存していけば、HDD容量がみるみる減っていくことは間違いない。

ちなみに、本製品を使って録画した番組は、通常だとCドライブに設けられた「mAgicTVD」フォルダ内の「Record」フォルダの中に格納される。試しに、この番組ごとのフォルダを、あらかじめ接続してある外付けのHDDにコピー。PC本体内に残っている番組フォルダを消去した後、HDDにコピーしたフォルダ内にあるDGNOファイルをクリックして番組を視聴しようとしたが、再生はできなかった。録画番組のデータを気軽に移動したりすることは、やはりできないようになっているようだ。

「再生不可、もしくはデバイスが取り外されています」とのエラーメッセージが・・・

というわけで、番組をどんどん録り貯めていきたいなら、PC本体へ保存していくのではなく、あらかじめ大容量の外付けHDDへ直接保存されるように設定しておくのがベターだろう。

録画ドライブの変更は、タスクトレイにあるマネージャーの「録画容量設定」から変更が可能だ

最近の2TBの外付けHDDなら、地デジ番組をDRモードで録画しても約265時間、15倍録画なら3,000時間の録画が可能。これなら気になる番組をドンドン録画しても、当分、容量オーバーを心配する必要はないだろう。