そして解決へ

というわけで購入した2日後、再びサンノゼのVerizon Wireless Shopへ。当初は筆者の持っていたLIFEBOOK Uにインストールして試していたが、ひょっとしてマシンとの相性か? とも疑い、念のためにThinkPad X200sにもインストール、全く症状が変わらないことを確認した上で、ThinkPadごと抱えて出かけた。流石に2日前とあってRichardもこちらの顔を覚えていた。挨拶もそこそこに

筆者 「動かない。ネットワークに繋がらないぞ」

で、X200sを開いて、繋がらない事を見せる。最初はRichardも

Richard 「いやこれはこのノートのネットワークがおかしいんじゃないか」

とか言いだしたが、VerizonのDefault GatewayやDNSサーバーにPingが通るのに、たとえばyahoo.comに繋がらないのを見て、さすがにおかしいと思ったらしい。Activationが正常に行かないのも不思議だったようで、やにわに電話を掛け始めた。

Richard 「Verizon WirelessのSan Jose XXXX店なんだが、昨日ウチでPrepaidのMobile Broadband2goを購入したお客がネットワークに繋がらないでいる。Activationもなんども失敗するし、Pingをやってもうまく通らないんだが……うん、うん、……(数分)……Verizon WirelessのSan Jose XXXX店なんだが――(以下最初にもどる……。ちなみに昨日じゃなく一昨日だ)」

どうもサポートに連絡した所、4カ所ほどたらい回しにされた挙句、最終的にわかっている人間のところに繋がったようで、まず契約番号などを電話で説明している。そのうちに

Richard 「4桁のSecurity Code設定した?」

筆者 「してない(んなもんお前聞かなかったじゃないか)」

Richard 「んじゃ今ここで決めてくれ。0000とか1111は駄目だぞ」

そこで紙に4桁の数字を書いて渡すと……

Richard 「いいか、XXXXだ(店中に響き渡る大声で)」

それからまた暫く会話していて

Richard 「Security Issueで、お前のFavorite Foodを1個選べ」

筆者 「んじゃ寿司」

Richard 「それはS・U・S・H・Iか?」

筆者 「そう」

Richard 「いいか、S・U・S・H・Iだ(またもや店中に響き渡る大声で)」

お前はSecurityをどう考えているんだ、と小一時間問い詰めたい気分になったが、そこはぐっと我慢して待っていると

Richard 「OK、試してみろ」

という。そこでVZAccess Managerから接続を掛けると、今度はあっさり繋がり、ネットワークにも普通に利用できるようになった。

Richard 「You got it!(ハイタッチしながら)」

筆者 「I got it!(仕方ないのでハイタッチを返しながら)」

更にその後「今後同じ事が起きたらどうすればいいんだ」とか電話を続けるあたりは、流石はStore Managerである。暫く会話した後で電話を切ってRichard曰く「これは契約して最初の接続のときによく起きる問題らしい。もし今度同じ問題が起きたら、この番号に掛けろ(と800番台の電話番号をレシートに書きなぐる)。ここに電話すればExpertが解決してくれる」。根本的な問題解決には全くなっていない気がするが……。さすがVerizon Wireless、システムのいい加減さは全然直ってなかったようだ。