セットアップ
さてパッケージはこんなシュリンクラップに入った簡素なもの(Photo02)。大きさは? というとUQ WiMAXのアダプタよりは大きいが、b-mobileのアダプタよりは小さいという、まぁちょっと太めのUSBメモリといった程度(Photo03)。ストラップ取り付け穴の位置が明らかにおかしい(Photo04)とか、外部アンテナ端子が用意されている(Photo05)といった不思議な構造であるが、microSD端子が付いている(Photo06)あたりはb-mobileのアダプタなどに近い感じである。
Photo02:アメリカのシュリンクラップは、端ががっちり留まっており、開梱に苦労することがしばしばあるが、こちらは比較的簡単にオープンできた |
Photo03:ちなみに全部筆者の私物。一番使うのがb-mobileのアダプタだったりするが |
Photo04:普通USBコネクタの側にストラップホールは設けない気がするのだが。USBのカバーに、ストラップ用の逃げが作ってあるあたりが、更に変 |
Photo05:勿論ここに取り付けるアンテナなんてオプションはVerizon Wireless Shopには無かった |
ちなみにパッケージは本体と取り扱い説明書だけで、ドライバCDなどは付属していない。本体をUSBポートにそのまま装着するとCD-ROMドライブが湧いてきて(Photo07,08)、インストールが開始される。日本語OS環境(Windows XP Service Pack 3)でも特に問題はなく(Photo09)、インストールは終了である。
さて、問題はここからだ。インストールが終わった状態でVZAccess Managerを立ち上げると、最初本体を認識するまで1分ほど掛かるが(Photo10)、その後は比較的簡単に接続できる(Photo11)。で、接続後はVerizon WirelessのWebページに飛ばされ、ここでSelf Activationを掛けると(Photo12)、Activation終了の表示が出て(Photo13)、後は普通にインターネットが使える「筈である」。
Photo10:これはまだモデムを認識前の状態 |
Photo11:モデムを認識後、右下の"Connect WWAN"をクリックした後の状態。現在は接続途中。ちなみに厳密に言えばこの写真は既にSelf Activationが済んだ(筈の)状態。電話番号が出ているのがその証拠(とRichardが後で言っていた) |
というのは案の定、全然使えないからだ。IPConfigしてみるとIPも振られているし、Default GatewayやDNS ServerにPingを打つとちゃんと返ってくる。にも関わらず、Verizonのサーバー以外にはビタイチ繋がらないという状況が続いた。そこでVZAccess Managerで一度回線を切断し、再度繋ぐと今度はこんなメッセージが出てくる(Photo14)。言われるままにActivationを行い(Photo15)、無事に終わった(Photo16)というメッセージが出てくる。では、と繋ぎなおすとまたPhoto14に戻るという具合だ。しかも繰り返し行うとActivationにFailしたのでやり直し(Photo17)になる方が圧倒的に多い。
Photo14:ちなみにRichardによれば、2つ目の"I am changing from Prepaid Mobile Broadband service..."のチェックはつけなくて良い(これはついでにPrepayのチャージをする人向けで、筆者は既に30ドルのチャージをしているから要らない)そうだ |
Photo15:Activation中。さっきのActivationはなんだったのか |
厄介だったのは、これを試したのが購入した日の深夜だったこと。翌日は朝から取材だったので、ショップに持ち込む暇は無い。しかたがなく当日は会場で使える有料のWi-Fiサービス(12.95ドル/日)を契約する羽目に。何のためにわざわざ購入したんだか。