DR-150は、本体サイズが給紙トレイ収納時でW280×H40×D95mm、約1kgというコンパクトなボディ。トレイを収納すると細長くてフラットな外観になり、コンパクトなので持ち運びしやすい。

PCとの接続はUSBケーブル1本で、バスパワーに対応するので、電源ケーブルも不要だ。付属の給電用USBケーブルを併用してPCの2つのUSBポートに接続するか、オプションの電源ケーブルを接続すると、スキャン速度が向上する。

本体背面。左側のUSBポートでPCと接続する。別売の電源ケーブルを接続するか、付属の電源用USBケーブルもこちらからPCのUSBポートにつなぐ

1分間のスキャン速度は、USB1本の場合は、白黒/カラーが片面12/10枚、両面14/10面。給電用USBケーブルを併用する場合は同15/12枚、30/24面(いずれも150dpi)となっており、大量の両面読み取りをする場合は、電源用ケーブルを接続した方が効率的なようだ。

それでも、USBケーブル1本で動作するため、ノートPCと持ち歩き、外出先でスキャナを利用したい場合にも十分対応できる。出張先のホテルだけでなく、ちょっとした営業の現場でも利用できそうだ。実際に使ってみると読み込み速度は速く、さらにスキャン時の静音性が高いというのは大きなポイントだ。

中央のボタンを押すことで本体を開くことができる

本体を開いたところ。ケーブルが接続されていれば、電源が自動的に入る

給紙トレイは、前面のボタンを押すと開き、A4サイズの用紙まで対応する。トレイ先端から補助プレートがV字型に出てきたり、左右の原稿ガイドがひっくり返るように飛び出す仕組みで、収納時にコンパクトに、スキャン時には快適に使えるように配慮されている。

給紙トレイからV字の補助プレートが飛び出す

こちらは原稿ガイド。ふたの開け閉めに連動して動くと便利だが、この辺りは手動

対応する用紙は、A4、A5、A6、B5、B6、リーガル、レター。NCRペーパー、バインダ用開穴紙にも対応し、連続約20枚までの原稿を読み込める。

スタートボタンを押すことで、スキャンが行える

センサはCISで、光学解像度は600dpi、出力解像度は、150、200、300、400、600dpiだ。