米Microsoftは6月14日(現地時間)、前日夜の「KINECT for Xbox 360」ワールドプレミアに続き、メディアイベントを開催した。既報の通り、ここでは新型Xbox 360が発表されたほか、KINECTや新作ゲームの数々が改めて披露された。本稿ではこのメディアイベントの様子と新型Xbox 360の外観を動画と写真付きでじっくり紹介していこう。
Xbox 360のエコシステムを支える作品たち
前夜祭にあたるワールドプレミアではショーを含めたイメージプレビューといった印象が強く、新しい話題としては「KINECT」の正式名称が発表されたのみにとどまっていた。だが2日目にあたる翌朝のイベント「Xbox 360 E310 Media Briefing」では、今後ホリデーシーズンに向けて登場することになる新作ソフトの数々や、より詳細なKINECTの操作例など、メディア向けの発表会の形態をとっている。
Xbox 360 E310 Media Briefing。E310とはE3+2010の略だ |
交通事情で開館2時間半前に会場に到着した筆者のグループは行列の先頭だった。30分もしないうちに朝も早くから大行列に |
壇上に登場した米MicrosoftのXbox担当シニアバイスプレジデントDon Mattrick氏は、先日退職を発表したRobbie Bach氏とJ Allard氏に代わり、Xbox 360部門のトップになった人物だ。Mattrick氏はまず『Call of Duty: Black Ops』を紹介しつつ、強力なソフトウェアラインナップとXbox Liveで提供されるソーシャル機能がXbox 360のエコシステムを支えているとし、ここにKINECTが加わることで新たな可能性が開けると新製品を紹介した。
まず強力なラインナップとしては前述の『Call of Duty: Black Ops』のほか、『Halo: Reach』『Gears of War 3』『Fable III』を紹介、そしてMGSシリーズで知られる小島プロダクションの小島秀夫氏が登場し、同プロダクションの松山重信氏とともに『Metal Gear Solid: Rising』の紹介を行った。FPS系のアクションが人気のXbox 360のラインナップだが、ソードアクションを主体とした『Rising』はかなりの反響があったようだ。
小島プロダクションの松山重信氏が『Metal Gear Solid: Rising』の紹介を行う。『Rising』はガンアクションではなく、斬撃と収奪を主体としたゲームだが、会場の反響を見る限り、北米ではソードアクションの人気は高いようだ |