現在、ノート型Macはすべてバッテリが内蔵式になっており、ユーザーが個人で取り替えることは基本的にできない仕様になっている。しかし、バッテリ駆動時間は1回の充電で最長7時間と非常に長く、予備のバッテリの必要性を感じることはほとんどない。また、バッテリは一般的なものに比べて寿命が長く、約1,000回の充電が可能。通常の使用ならば5年間程度はバッテリ交換しなくてすむ。

MacBookの底面。ボトムケースがネジで固定されており、そのままでは本体からバッテリを取り外すことはできない

ちなみに、この「最長7時間」という数値は、ワイヤレスをオンにして使用した場合のもの。一般的なユーザーの使用状況にかなり近い条件のため、メールやWeb閲覧を中心とした比較的軽めの作業の場合は、スペック値に近い時間バッテリが保つ。

満充電(バッテリ残量100%)から2時間スリープさせたところ。わずか1%しか減少していない。

実際にワイヤレス接続した状態で、iTunesでインターネットラジオを流しながらSafariでWebページを表示させ続けてみたところ、4時間52分でバッテリ残量がなくなり強制スリープに入った。この条件でほぼ5時間も保つのは、かなり優秀。画面の明るさを落とすなどすれば、駆動時間はもう少しのびるはずだ。

これだけ保てば、1日程度であればACアダプタや予備バッテリがなくても不安は感じないだろう。なおMacBookの場合、デフォルトだとディスプレイを閉じることでスリープに移行するが、スリープ時の電力消費が少ないのもうれしいポイント。実際に2時間程度スリープさせてみたが、バッテリ残量はわずか1%しか減少しなかった(なお、バッテリ駆動時間は使用環境や条件によって大きく変化するため、あくまでも目安として考えてほしい)。

付属のACアダプタ。プラグ部分は格納できるようになっている。オプションで販売されている「ワールドトラベルアダプタキット」を購入すれば、世界各国のプラグに差し替えて使用することも可能