ノート型Macは、ハイエンドモデルの「MacBook Pro」とエントリー向け「MacBook」、モバイルノート「MacBook Air」の3ラインに分かれている。Windowsノートに比べるとシンプルなラインアップに見えるかもしれないが、液晶サイズやスペックの違いによって全部で8機種用意されており、用途や目的に合わせて最適な1台を選ぶことが可能。初心者からプロまで満足できる隙のない製品構成になっている。

白いポリカーボネートの筐体を採用したMacBook

このうちMacBookは、ポリカーボネート素材の採用などによって、100,000円を切る低価格を実現したモデル。位置づけこそエントリーだが、CPUやグラフィックスなどの基本性能は上位モデルの13インチ MacBook Proに匹敵するパフォーマンスを誇っており、Windowsノートと比べても価格対性能比は非常に高い。パソコンライフを快適に送る上で必要な性能や機能が不足なく搭載されているため、最初の1台として購入するには、まさにうってつけの製品だといえるだろう。

実際の売れ行きも好調なようで、量販店の売り場でも非常に人気が高いとのこと。おもしろいのは、既存MacユーザーだけでなくWindowsからの乗り換えや、買い増しを考えているユーザー数が多い点。これはOSの標準機能「Boot Camp」を利用してWindowsをインストールできるという点が大きいと思われる。

またアップルによれば、女性ユーザーの比率も高いそうだ。丸みを帯びた柔らかいフォルムと、ピュアな印象のホワイトボディが、カジュアルさを際立てているせいもあるのだろう。

特に現行モデルは、前モデルからデザインを一新しており、洗練度がさらにアップしている。筐体には継ぎ目のない「ユニボディ」が採用されており、底面から見ても滑らかで美しい。このデザインクオリティは、アップル製品ならではのもので、他社にはなかなかマネできないところだ。

キーボード面は、1枚のポリカーボネートの板からできており、継ぎ目がまったくない。こうしたボディ構造をアップルは「ユニボディ」と呼んでいる

本体右側面には、スロットイン式のSuperDrive(DVDスーパーマルチドライブ)が搭載されている

本体左側面には、10/100/1000BASE-T対応有線LAN、Mini DisplayPort、USB 2.0×2、オーディオ入出力端子などが搭載されている