搭載する液晶ディスプレイは、13.3型ワイドのクリアワイドスクリーンで、バックライトにLEDを採用している。そのため、電源オンですぐに画面の明るさが安定する。色再現性もノートにしては高く、画像編集などにも十分実用的なレベル。

13.3型ワイドのクリアワイドスクリーン液晶ディスプレイ。バックライトがLEDのため、電源オンですぐに明るさ(輝度)が安定するのがうれしい

解像度が1,920×1,080のH.264ムービーを再生中に、CPU稼働状況を表示させたところ。各CPUコアとも10%前後の稼働率になっている

CPUはCore 2 Duoの2.26GHzで、グラフィックスはNVIDIA GeForce 9400Mを搭載する。これは、13インチ MacBook Proの下位モデルと同等のスペック。GPUによる動画再生支援が機能するため、フルHDのH.264形式の動画を再生した場合でも、CPU負荷をあまりかけず快適に楽しむことができる。実際に1,080p(1,920×1,080)のH.264ムービーをQuickTime Playerでフルスクリーン再生してみたところ、CPU稼働率は各コアとも10%前後と低く、コマ落ちなどもまったく発生しなかった。

そこでCPUパフォーマンスを測るため、QuickTime Playerの機能を使ってフルHD(1,920×1,080)のムービーをiPod用(640×360)に変換するのにかかる時間を計測してみた。比較対象は、Core 2 Duoを搭載した「13インチ MacBook Pro(2.53GHz)」モデルと「27インチ iMac(3.06GHz)」モデル。使用したムービーは、解像度が1,920×1,080、映像フォーマットがH.264、音声フォーマットがAAC、再生時間が7分52秒のもの。データサイズは668.9MBとなっている。

その結果、下の表のように、ほぼCPUクロック数の差がそのまま反映された形になった。13インチ MacBook Pro(2.53GHz)は価格148,800円で、価格差が50,000円あることを考えると、MacBookのコストパフォーマンスがいかに高いかが分かるかと思う。

■ベンチマーク表
機種 iPod用ムービーへの変換時間
MacBook(2.26GHz) 14分39秒
MacBook Pro(2.53GHz) 12分56秒
iMac(3.06GHz) 10分03秒
※1920×1080/H.264/AAC、再生時間7分52秒の映像を640×360/H.264/AACに変換