機能の紹介をしていこう。キーボード手前に配置されたタッチパッドは、本体サイズを考えたら十分な広さを保っている。欲をいえばもう少し広いほうが操作しやすいが、dm1はモバイルノートなのでこれが限界だろう。タッチパッド右側にはスクロールエリアがあり、指を上下に移動させるとマウスホイールの役割を果たす。Webサイト閲覧時や長文テキストなどを読むときに便利。

キーはシルバーカラーで高級感がある。両端手前側のキー群は少し窮屈

タッチパッドの右側には、縦のラインが印刷してある。ここを指でなぞるとWebブラウザ内のページが上下にスクロールする

キーボードの右上にはLEDが内蔵されたボタンがひとつある。これはWi-FiとBluetooth 2.1のオン/オフを切り替えるスイッチ。ボタンが赤と青に切り替わるため、現在無線機能が使えるかどうかを視覚的に判断できるのが良い。そして、キーボードは全体的にキーが小さめ。これもタッチパッドと同じで、モバイルノートなので妥当だろう。大型キーボードに慣れた人は、左右手前のキーが小さいので違和感を覚えるかもしれない。

無線機能の状態はこのボタンのLEDで判断できる。青に光っているときは使用可能な状態

ディスプレイ上部の黒いベゼル中央に小さく見える穴は、「VGAwebカメラ」が内蔵されている。一般的なカメラと同じで、ビデオ会議やスチル撮影の用途に使える。「Skype」や「Liveメッセンジャー」でビデオチャットをするユーザーには便利だ。

ディスプレイ上部にWebカメラ(VGA)を搭載。ビデオ会議やストリーミング中継に使える

「ALTEC LANSING」スピーカーの音の良さに驚く!

予想以上に驚かされたのがスピーカーだ。ちょうどパームレストの下に、「ALTEC LANSING」ブランドのステレオスピーカーがついているのだが、これがまた高音質なサウンドを出力してくれる。キーボードに手を置いてPCを使っているときでも、きちんと音がステレオで広がる。音量を上げて少し離れた位置で聴いても、本体から振動音などがなくクリアーな音が耳に届いてきた。モバイルノートといわれると「音は二の次……」という印象を持つかもしれないが、dm1のスピーカーは妥協のないクオリティーとなっている。「小型のエンターテイメントマシン」と売り出しているのも理解できる気がした。

前面下部に「ALTEC LANSING」ブランドスピーカーを搭載。ブランドロゴは控えめに印刷されている