dm1の特徴は、なんといっても小型かつ軽量な本体。「モバイルPC」とはうたっていても、実際にはそれほどコンパクトではないPCも多い。しかしdm1は幅が30cm以下、重量も約1.5kgだ。カバンに入れて常に持ち歩いても苦ではない。本体サイズが小型なため、ディスプレイは11.6インチと小型。解像度1,366×768の16:9ワイドスクリーンはモバイルPCと割り切って使うほうが良いだろう。大きな画面で作業したいときは、D-Subで外部ディスプレイを接続することで1,600×1,200まで出力が可能。Excelなど表計算ソフトを広大なスペースを使いたい人は、自宅などでは外部ディスプレイと組み合わせて使うのがオススメだ。

本体のデザインはシンプル設計。カラーは白磁で、渦巻きをモチーフにした模様「uzu」が描かれているが、ディスプレイやキーボード周辺はビジネスシーンでも使えるスッキリとしたデザイン。シルバーで統一されたキーボードと、黒一色のディスプレイベゼルは、眼に負担を強いられず長時間使える。日本HP Webサイトの製品特徴ページでは「エンターテインメント」タブが用意され「エンターテイメントをもっと身近に」というキャッチコピーが掲げられているが、ビジネス用途にも十分使える印象だ。

天板には渦巻き状の模様「uzu」が描かれている。公式サイトの写真はハデに見えるが、実機はそれほど目立たなかった。シンプルさを好む人にはありがたい

本体前面下部にはステレオスピーカーを搭載。右側にはSSDのアクセスランプを備える

最厚部となる後方はバッテリ。本体を持ち運ぶときはここを掴むと安定してグリップできる

本体右側はUSB 2.0×2や5in1メディアスロット、D-Sub、10/100BASE-TX対応有線LAN、ステレオマイク端子

本体左側はUSB 2.0と、HDMI、電源、キーロックを配置