ブラウザはInternet Explorer Mobile6が搭載されている。2.6インチなので、やや視認性に不満は感じるが、Flashに対応しているので、ほとんどのPCサイトを見られるのがメリットと言えよう。
画面の下のほうに表示されるアイコンをタッチして、ブックマークやソフトウェアキーボード、操作メニューなどを呼び出せるようになっている。画面は指でなぞってスクロールできるが、その際、画面右下にページのどの部分が表示されているかがわかる表示が出る。
便利なアプリケーションが充実
すぐに使えるアプリケーションが多数内蔵されることもSC-01Bの利点だ。Microsoft Officeのモバイル版がインストールされており、メールに添付されたWordやExcelを閲覧・編集することができる。iPhoneなど他のスマートフォンでもOfficeファイルの閲覧は可能だが、編集することはできない。作成途中のファイルをPCから取り込んで、外出時の空き時間に仕上げてメールで送る、ということもできるのだ。さらにPower PointやPDFファイルの閲覧も可能だ。
ビジネスに役立つアプリケーションとしては、ほかにWindows Live Messenger、GPSに連動させて使える「モバイルGoogleマップ」、通貨レートや単位の換算ができる「スマート コンバーター」などがプリインストールされている。
オフタイムに楽しめるものとしては、Windows Media Player Mobile、音楽や動画をタッチだけで操作できる「タッチプレーヤー」、端末内に保存した音楽や画像データだけでなく、YouTubeやポッドキャストなどにもアクセスできる統合的なメディアブラウザ「Kinoma Play」も搭載されている。
PCで管理している楽曲を取り込んで聴ける「Windows Media Player Mobile」 |
エンタメ系の統合プレーヤーとして重宝しそうな「Kinoma Play」。Kinoma PlayでYouTubeを検索・再生できる |
もちろん、「Marketplace」にもアイコンをタッチするだけでアクセスできる。利用したことがない人のために書き添えておけば、「Marketplace」はWindows Mobile向けのアプリケーションを配信するオンラインストアで、iPhoneにおける「AppStore」のような存在。カテゴリや人気度、他のユーザーなどのレビューを読んで、使いたいアプリを選ぶことができる。
好きなアプリケーションを追加していくと、メニュー画面から探し出すのが手間になってくるだろう。メニューに貼り付けるアイコンは、長押しにすると「先頭に移動」「下に移動」といった表示が出て、それをタッチすると移動させられる。よく使うものを優先的に表示するように整理できる。