本製品を梱包された箱から取り出してすぐに気がつくのが、美しく光沢のある天板部分。dynabookのロゴが引き立つツヤのある塗装が施されている。また天板を開いて圧倒されるのが16インチのワイド液晶ディスプレイと、テンキーまで備えた109キーボードだ。このキーボードはキーピッチが19ミリ、キーストロークが2.5ミリあるため、デスクトップPCで使われる一般的なキーボードとほぼ変わらない使い勝手が得られる。さらに半光沢のセミグロッシータイプのキートップになっているため、文字の視認性が高く、指紋などもつきにくい仕様となっているのがポイント。注目なのはキーボードとタッチパッドの間にある、タッチパッドの有効と無効を簡単に切り替えられるスイッチ。キーボード入力時に、タッチパッドに誤って触れて誤入力や誤操作してしまうことを防止できる意外と便利な機能だ。
液晶ディスプレイについては、16:9のClear Super View 液晶が採用されている。視野角が広いため、複数人で映画鑑賞をする際などにななめから画面を見ている人でも快適に視聴できるなど、高い視認性を確保している。
スペースキーの下にはタッチパッドの動作をオンオフできるスイッチが用意されている |
キーボードの上部には、ワンタッチで省電力モードにできるecoボタンや、イルミネーションのオン/オフボタン、音量を変更できるボタンなどが並ぶ |
インタフェース類や機能面は充実と機能性を重視した設計
接続インタフェースなどは、一般的な機能はすべて搭載しつつ、機能面にも配慮された設計となっている。USB 2.0ポートは4つ用意されており、そのうちひとつはeSATAと共用となっている。そのうえこの端子は、PC本体の電源がオフの状態でも、USB機器などの充電ができる。しかもACアダプタをつないでいなくても、バッテリ内の電気だけで充電可能なのはかなり便利だ。もちろんこの機能の設定は、「東芝USBスリープアンドチャージユーティリティ」上で有効・無効を簡単に切り替えできるので、一般的なPCのように電源オン時だけ通電させることも可能。
ブリッジメディアスロットについては、SD/SDHCメモリカードだけでなく、xD-ピクチャーカードやメモリースティックPROなども挿入可能なマルチプラットフォーム対応のスロットになっている。さらにExpressCardスロットも搭載しているため、拡張性にも優れている。
オーディオビジュアル機能については、HDMI出力端子や光デジタルオーディオ出力端子の搭載、そして大注目なのが、液晶画面とキーボードの間に搭載されたステレオスピーカーだ。これは「harman/kardon」と呼ばれる名門ブランドのステレオスピーカーで、「ドルビー サウンドルーム」、プロオーディオ技術「MaxxAudio」などのサウンド技術ともあいまって、さまざまなメディアを高音質で楽しめる。